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フルーツロール

フルーツロール🍎です(*´∀`)🌹

名前の由来は、“その時食べたかったから”です。

どうぞよろしくお願い致しますm(__)m

小説は基本、ピカレクスロマン🔫の要素が強く、波瀾万丈な物語。そこから少しずつ、幸せを勝ち取っていくような物語だと思います🔫🍀

よろしかったら、フルーツロールの物語を、楽しんで頂けたらと思いますm(__)m

第五回ブログで感謝企画①🐦️🎉

こんにちは!皆様いつも、本当にありがとうございます! ✨第五回ブログで感謝企画🐦️🎉始まります!


司会進行は今回も、フルーツロール、瑠璃、聖、雪哉、陽介、純の6人でお送り致します!


瑠「ホントなんだって!5月の感謝企画は散々だったの…!陽介が瑪瑙で聖が黒曜で、雪哉が灰簾で純が黄玉だったんだって!!それでその雨神の四人が陽介たちになっててさぁ!!」


第5回感謝企画進行のこの場では、瑠璃が第4回のミックストワールドについて皆に話をしている。

陽介、聖、雪哉、純は『うん。信じる。信じるから』と言いながらも〝何だそれ?!〟と可笑しそうに笑っているのだった。
瑠璃は『笑い事じゃない!』と言ったが、やはり笑いが収まらない四人であった。すると聖が…――


聖「オレも今朝、すげぇ夢見たぜ」


瑠「え?どんな?」


聖「〝絵梨が可馨で瑠璃が鼬王〞」


瑠「……っ?!はぁ~?!」


聖「瑠璃メチャクチャ恐かったぜ?マフィアスーツ着ながら〝コノ国もコノ組織もアタシのモノだ~!!〞って、オレ撃たれた。すげぇビックリした。
絵梨は大勢の男たち集めて、皆でチョコフォンデュパーティーしてるし。…――酷い夢だったぜ!!」


瑠「ホントに酷いよ!?何ソレ?!」


――聖の夢もあのミックストワールドの一部なのだろうか?謎である。

さておき、さっそくクジの結果発表だ。


陽「因みに今回また通常版感謝企画に戻ってまーす!!いつものランダムくじだ!」


純「注意事項もいつも通りだからな」


雪「…――じゃあ発表!」


フ「はいいきます!一人目〝イーグル〟!!」


陽「鷲の兄ちゃん!!」


聖「ポッキーとつるんだばっかしに、いつもトバッチリを食らう実わ結構まともな人!」


瑠「っ可哀想ね。ポッキー反省しなさい」


雪「瑠璃までポッキーって呼んでるのか。グローディのこと」


純「――イーグルって葵さんと因縁あるよな」


陽「ッ?!そうなの?!…―従弟だってこと、本人には黙っとこっと!!」


賢明な判断である。さておき一人目はイーグルでした!


フ「はい二人目!!〝キャット〟!!」


聖「…――きた。瑠璃、純に次ぐくらいの代表キャラの当選」


純「……。うちの代表キャラって、代表だからって性格良いとは限らねぇよな」


陽「純サマ遠回しに〝キャット性格悪い〞って言ってないか?!」


前々から仲良くなれそうにない純とキャットである。――けれど大丈夫!ドールが二人の間を取り持ってくれる筈!


雪「連絡しておく。」


瑠「ブログなので呼称は〝キャット〟でいきます」


二人目はキャットでした!!


フ「三人目!!〝亮〟!!」


陽「!!可愛い後輩よ!!」


瑠「あの五人組の中から初当選ね!」


純「亮に当選伝えると、十中八九、岬と千晴が代わりに来たがりそうだな」


三人目は亮でした!


フ「四人目!〝明美〟!!」


瑠「!!この間は南だったしね!」


雪「その一個前は上柳だったしな!」


聖「〝天も認めたお友達〞ってやつだな」


四人目は明美でした!


フ「はい!コレで4人!!ここまで兄さん🐦️☆姉ちゃん👠❇️兄ちゃん🍀⭐️姉ちゃん👜✴️ときました!エンジェルの幹部♂、エンジェルの幹部♀、一般人男、元レディース暴走族です!!……――最後は一体誰?!5人目を発表致します!!……――5人目は、〝松村さん〟でした!!」


瑠「連絡しておきます!」


フ「メンバーは決まりました!兄さん🐦️☆姉ちゃん👠❇️兄ちゃん🍀⭐️姉ちゃん👜✴️父さん🚓👔!!裏社会、裏社会、一般人、暴走族、警察官です!!🌠」


聖「最後に警察きたか。どうなっちまうんだか」


瑠「まぁブログで逮捕はないと思うから」


陽「ならどうにかなるな!!」


5人目は松村さんでした!松村さんおめでとう!!
続きまして、場所くじ引きの結果を発表致します!


フ「第4回、ブログで感謝企画の会場は……―――〝ブラック バードのアジト〟🐶⭐️に決定致しました~!!」


5人「?!……――」


瑠「誰1人、ブラック バードのメンバーいないのに?……」


フ「〝強行〟です!!」


5人「っ?!…――」


ついにきました。〝そのアジトのメンバー、一人もいないのに会場がそのアジトなパターン〞が!!


陽「一体どうなる第5回!?」


純「強行って何だよ?アポ取れやボケ」


フ「〝強行〞です!!」


強行ですが、選ばれた五人組がどうにかしてくれる事でしょう!!

ブラック バードのアジトを舞台とした、第五回ブログで感謝企画が始まります!❇️✨

ではさっそく、メインストーリーの始まりです!⭐️


――――
―――――――*


――白い壁に白い床。部屋の真ん中に置かれた、黒色の長テーブル。そこに並んで置かれた、何脚もの黒色の椅子。部屋の前方には、大きなホワイトボード。


部屋には一人、松村がいた。彼はここで人を待っているのだ。


人を待っている間、松村は絶えず忙しなく部屋の中を見渡している。…――足を窓際へと運ぶと、バッとカーテンを掴み、カーテンを閉じた。
――次に〝盗聴器はないだろうな…!〟と、一人で机や椅子の下側を覗き込んだり、観葉植物の鉢の中などを眺めているのだった。


するとその時、ガッと部屋の扉が開いた。――部屋へとやって来た男は、鋭い眼差しで松村の事を眺めている。イーグルであった。
イーグルはゆっくりと、部屋へと足を踏み入れる…――


E「こんな場所に呼び出すなんてよ。一体何の用だ?〝松村指揮官〟…――」


敢えて〝指揮官〟と呼んだその言葉には、どこか皮肉が見て隠れしている。


松「話は後だ。座って待て」


『――信用していいのかどうか』と、イーグルは獲物を見据える鷲の様に、じっと松村を眺めている。松村は『ここまで来ておいて言うか』と。…――するとイーグルは、チッと舌を打ってから、一先ず椅子へと座った。


――少しすると、再び扉が開いた。そして扉から、カッとヒールの音を立てながら、サングラスをかけた黒髪の女が現れた。キャットだ。
口元を綻ばし、キャットは部屋の中の松村へと話す。


C「何か様かしら?〝指揮官さん〟――」


キャットもまた皮肉に〝指揮官〟と呼び赤い唇を綻ばした。


松「全員が揃ったら話をする。座って待て」


『フフ…――一体何のつもりかしら?楽しみね』と、怪しく笑いながら、キャットも椅子の方へ…――


C「あ、イーグル!」


キャットはサッとサングラスを取った。
『ようキャット、久しぶりだな』と、椅子で脚を組み腕を組みながらイーグルが返す。

――キャットはパチパチと瞬きをした後に、サッとイーグルの隣に座った。そして小声で『ちょちょちょっ…―!イーグル!!…――』と、コソコソと話しかける。


E「……何だよ近ぇよ……香水臭ぇな……」


イーグルは鬱陶しそうにそう言っている。そしてキャットはやはり小声で、『イーグルがいて良かった~!!指揮官私たちに何の用なの?!――さっきはカッコつけながら入って来てやったんだけど、正直怖いのよ~……!!』と。『……いや最後までカッコつけていてくれ。すがられても困る』とイーグル。『そんな事言わないで~?!』と、〝カッコつけながら入って来ただけ〞で内心動揺しまくりのキャットである。


そして再び扉が開いた。……扉を開いた男は、オドオドとしながら部屋の中を見渡している。亮だ。
警察に呼び出されたと思ったら、部屋に裏社会の二人もいる。オドオドとしない訳がない。


亮「松村さん、オレ何も悪い事してません!!」


松「……分かっているから。座って待て」


亮「よっ良かった……。………――あとオレ、お金とかと一切借りてませんけど?!」


E「……オレらに言ってるのか?貸した覚えもねぇから。安心しろ」


『っ良かった……』と言いながら、何が何なのか分からないまま、亮も椅子へと座るのだった。


――そしてまた扉が開く。


「失礼しまーす!来ましたよ指揮官~!何の用ですか?」


ヒラリと手を振りながら、笑顔で入って来たのは明美だ。『手土産!』と、シュークリームの入った袋を上げて見せるのだった。


松「ああ。ありがとうな。――座れ。望月。これで全員だ」


これでメンバーは全員揃ったようだ。明美も席についた。


松村はホワイトボードの前へ。


明「私と松村さんの他にも三人来るって聞いてたんで、ちゃんとシュークリーム5個買って来ました!」


C「!!食べる~!」


明「食べよう!食べよう!皆で!」


E「……おい、これ何の集まりだ?」


〝話を始める〞と言った雰囲気を纏いながらホワイトボードの前へと立った松村にお構いなしである。


松「あっ話を……――」


明「コーヒーメーカーあるじゃん!完璧!」


C「ああ~!このシュークリーム、一日20個限定のすごく人気なヤツじゃないの!」


明「朝から並んだわよ!」


C「ヤッタ!…――あっ、そこの少年!コーヒー入れてコーヒー!!」


亮「はっ…はい…今入れます……」


C「私の砂糖とミルク入れてね~?――アレ~、イーグルはブラックで良かったっけぇ?」


E「何でも良い。ブラックでも甘くても飲めるから。――……ってお前、ガキ苛めんなよ。そのガキ手ぇ震えてるぞ」


C「別に苛めてないわよ~」


そして、〝で?話って何ですか?〟とホワイトボードの前へとようやく注目する四人だった。
――咳払いをしてから、松村は言う。


松「食べながらでいいから聞いてくれ」


そして四人は『美味しい!!』『あっコーヒーアリガト』『食べて食べて!ほら亮も!……――あ、松村さんのもあるんで!』などと騒ぎながらも、松村の話を聞く。――松村は皆に話した。


松「これより〝ブログ限定極秘部隊〟――訳して〝BG極秘部隊〟を結成する!!」


〝へ?!このメンバーで?!〟と、シュークリームをかじりながら、一瞬目を見張る四人だった。


松「ではMISSIONを説明する…――」


言って松村がホワイトボードへと〝MISSION〞と殴り書きをする。


松「〝ブラック バードのアジトに潜入し、ボスの部屋で感謝を伝えるスピーチを朗読せよ!!〞」


4人「ブラック バードッ!?」


一瞬、四人は顔色を悪くした……――だが数秒後……


C「ブラック バード?あっ!何だ〝セキュリティ緩いんじゃないの?〟で同じみのブラック バードじゃん!」


明「何だ!良かった!」


亮「……え?そうなんですか?少し安心しました」


E「うちの暗殺部隊が過去にバードとはやりあってる。弱点なら分かっている。桐島には悪いがな」


C「ますます余裕じゃん!」


完全にブラック バードを舐めている様子の四人である。


松「――急で申し訳ないが、決行は〝今夜〟だ」


4人「っ?!」


松「20時に再び集結だ。このMISSIONは式典の様なものだからな。皆、しっかりと正装をして来る様に」


『了解』と4人。――感謝を伝える為のMISSIONが、今宵始まる…――


―――
―――――


そして20時に、5人の姿はブラック バードのアジトの見える木々の茂みの中にあった。
――言われた通り、松村を含む5人はしっかりと正装をしてきた。

すると明美が声を潜めながら、スマートフォンのビデオに向かって、『はい。これから、ブラック バードのアジトに潜入したいと思いま~す!』と…――


E「You○uberかよ。止せ止せ。炎上するぞ」


〝自宅に怖い人来ちゃうから止めなさいっ!!〟と、4人で明美を止めるのだった。


C「あっ!アレ言いたい!いつも暗殺部隊が言ってる〝任務スタート〟を表す隠語!!」


スパイダーが〝儀式〟。バンパイアが〝夜会か晩餐会〟。ピエロが〝サーカス〟。スネークが〝捕食〟。ファックスが〝狩り〟…――と、同じみのコレの事である。


E「あ?良いんじゃねーのか?〝焼き鳥パーティーの始まりだ〟とかで」


C「っ〝焼き鳥〟いらないし!だったら〝パーティー〟だけの方がオシャレだし!」


E「いや〝ブラック バード〟だし…―」


亮「……焼き鳥とか言ったら怒られますよ?」


明「うん。ついでにその発言、大鷹まで敵に回すよね」


――さておき、『パーティーの始まりだぁ!!』と、5人は駆け出した。〝MISSION START〞だ。


――〝第一関門、庭の警備を突破せよ〞――


C「ちょっと~!勢いで走り始めちゃったけど、警備がいるじゃないの?!どーするの?!」


すると走りながら『任せろ』と、イーグルが銃を取り出した。明美と亮がサッと顔色を悪くする…――


庭の警備で外へと出ていた男たちは、『誰だ?!』『侵入者か?!』と騒がしくなり始める。…――そして夜空の下で、怠そうに伸びをしていた朔もハッとした。


「おい、奴ら銃を持ってるぞ!なぁ朔!」


朔「アイツら何なんだ?!……―とにかくオレも銃で――」


朔も銃を上げた。
明美と亮は『松村さんっ!どうしましょう?』と。すると松村は澄まし顔のまま答える。


松「心配はいらない」


明「ッ?!どこがですか~?!」


その間にもあちらでは、キャットが『やっちゃいなさ~い!イーグル~!』と。


イーグルと朔が、引き金に指をかける…―――


松「安心しろ。〝ブログで実弾は飛ばん〟」


明亮「へ?!」


〝じゃあ何が飛ぶの?!〞


――今宵の夜空へと、二発の銃声が響き渡った。


E朔「ッ?!…――」


イーグルも朔もキャット、他のブラック バードのメンバーたちも、鳩が豆鉄砲を食らったようになっている。
『何それー!?』と、キャットが可笑しそうに指を差して笑い始めた。
イーグルの銃から花束が、朔の銃から白い鳩が。


C「ちょっとイーグル!何してるの?!花束差し出してるの?!……――そっちの人の頭には鳩乗ってるし~!!」


イーグルと朔、〝何だコレ~~?!〟と思いながら、放心中だ。…――次第に、メチャクチャ恥ずかしくなってくる。二人、とんだ笑い者である。
二人して『違う!これはぁ…――!!』と言いながら、仲間たちに言い張っている。

――すると松村、『これが狙いだ!』と。『?!どういう意味ですか?!』と明美と亮。すると、松村は言った。


松「明美、亮、笑い者にされている朔の元へと急げ!『今夜はパーティーだから』とフォローをするんだ!――恥ずかしさのあまり口裏を合わせてくる筈だ!」


明亮「?!はい!!」


明美と亮は直ぐ様走った。そして、笑い者にされているイーグルと朔の元へと。
明美が笑顔で朔の隣に立つ…――


明「ブラック バードの皆さ~ん!〝ドッキリ〞でした~!!」


E朔「っへ?!……」


亮「今夜はパーティーなので~!!」


朔を含むこの場のブラック バードのメンバーたちは、皆キョトンとし始めた。
そして明美と朔、笑顔で朔を眺めながら、『ね!!そうですよね!!』と。すると目を泳がせた後に…――


朔「そっ…―そうだ!!パーティーだからっ!!」


そして朔がイーグルに向かって『なぁ!!』と。するとイーグルも『そうだパーティーだから!』と。この二人、初対面の赤の他人である。
すると『なんだそうだったのか!』『本物の侵入者かと思ったぜ!ドッキリかよ!』とブラック バードのメンバーたち。〝朔もそう言ってるんだから、間違いない!〟と。
そしてBG極秘部隊のメンバーたちは……――


明「じゃあお邪魔しま~す!!」


「おう、入れ入れ客人ー!!」


「おい朔、お前演技上手いな~!騙されたぜ!」


朔「……まっまぁな……!!」


笑顔で手を振りながら、堂々と正面突破を果たしたのだった。
――これで一先ず、ブラック バードの朔は倒したという訳である。


E「おい、ぶざけるなよ。ブログの世界平和すぎんだろ……」


C「まぁいいんじゃない。本当のパーティーだと思って楽しみましょう」


亮「……けど松村さん、なぜバード側の銃からも実弾が抜かれていたんですか?」


松「澄橋、竹内、荻原に協力をあおいだ。三人で散歩がてら忍び込み、楽しく実弾を抜き、愉快に手品仕様に改造してくれたとか」


明「……その3人、ヒマなんですかね??崖の上から傍観しがちな3人組じゃないですか」


…――そう話していると、『お~い』と、どこからか声が聞こえてくる。
5人は声の方を振り返る…――


5人「………」


すると、崖の上から傍観しがちな3人組が、崖の上からやはり傍観しており、『お~い』と言いながら鈴菜が手を振っているのだった。


〝やっぱりアイツらヒマ人か?!〟と思いながらも、鈴菜に手を振り返す5人だった。


――こうして庭は突破した。いよいよアジトの中へ――


『案外すぐに帰れそうだな』と話しながら、5人は余裕の表情でアジトの通路を駆け抜けて行く…―――


……だがその時、5人は悪寒を感じ、脚を止めた……


明「なにっ?!……」


生唾を飲み込み振り返る…―――だがそこには、静まり返った薄暗い通路が広がっているだけだった。
〝気のせいよね…〟と思い、再び脚を動かし始めた。…――だが微かに聞こえたのだ。後ろから、ペタペタと音を立てる足音が…――


C「怖~?!まさかブラック バードって“出る場所なの”?!」


E「怖がりすぎだ」


イーグルはもう一度振り返った。すると柱の後ろから、女がこちらをじっと覗き見ている。
そして『あっ女……』と言っただけなのに、キャットと明美が『キャー!!やっぱし出たぁー~!!』と叫ぶのだった。〝誰も女の幽霊とは言っていない〟。そこにいたのはナツコである。


E「あの時桐島と一緒にいた女だ」


ナ「……――」


ナツコはやはり、じっと何も言わずに柱の後ろからこちらを覗き見ている。
そしてキャットと明美も『なんだ人間か』と安心したようだ。


C「足音が怖いのよ~。ペタペタペタペッ………て、どうして裸足なの?!」


するとナツコ、ゴニョゴニョと『靴が濡レタ』と話したのだった。キャットは正面、聞き取れていなかった。だが、聞いたくせに差程気になる事でもなかったので、テキトーに『へー』と言って返したのだった。

――さておき一応、ナツコは朔に次ぐ2人目の敵である。

〝さぁどうするBG極秘部隊!!〟

するとイーグルが…――


E「今から桐島の部屋に行くんだ。一緒に来るか?」


C「ッ?!なにバカ正直に…!!……」


だがナツコは、目を輝かせながら大きく頷いた。『一緒に行ク!!』と言いながら。
するとイーグルが皆の方を振り返りながら、『ホラな?』と。フラワーの牢でナツコと会った事のあるイーグルには、何て言えばいいのか予想がついていたらしい。


亮「よく分からないけど良かった!」


ナツコを味方に引き込み、再び通路を進み始めるのだった。――因みにナツコは『一緒に行く』と言っておきながら、隣は歩かずに一定の距離を保ったまま、ペタペタとついてくるのだった。
〝だから怖いって!!〟と、結局はそう思っているキャットと明美だった。



――【第五回ブログで感謝企画②🐦️🎉】へ続きます。

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