ファン
76

フルーツロール

フルーツロール🍎です(*´∀`)🌹

名前の由来は、“その時食べたかったから”です。

どうぞよろしくお願い致しますm(__)m

小説は基本、ピカレクスロマン🔫の要素が強く、波瀾万丈な物語。そこから少しずつ、幸せを勝ち取っていくような物語だと思います🔫🍀

よろしかったら、フルーツロールの物語を、楽しんで頂けたらと思いますm(__)m

第八回ブログで感謝企画💖❇️②


第八回ブログで感謝企画💖❇️①の続きです。下記からメインストーリーを再開致します。↓



―――
――――――

――ここは町の守り神、〝風香様〟を祀った神殿である。

案内をしてくれた町娘イーグルと愛犬鈴菜と別れると、一行は神殿へと足を踏み入れた。


チュ「神様どうか、力を貸して下さい。アキを助ける為に!」


――すると神殿の奥から、〝いやです!供え物もなしに!〞と、声が返ってくる。


チュ聖リ「………。……」


『そっそうだよね…そっ供えものをぉ…―』『神様って手厳しいのな…』と、三人は供え物として、持っていたパンを神殿へと供えた。


リ「神様どうか、力を貸して下さい!」


――すると神殿の奥から、〝…――結局神頼みなわけ?…―〞と、声が返ってくる。


聖「……すみませんでした。…――コレ駄目だ。チューベローズ、リリィ、諦めて早く行こうぜ?」


『仕方ない…』と、三人は神殿に背を向けた。

…――だがすると神殿の奥から、〝えっ?さっきの声、まさか聖兄さん?…――〞と、返ってくる。

『え?』と言って振り返る三人。『オレ聖だよ~』と神殿の奥に向かって返事をする聖。

――すると神殿の奥から〝聖兄さぁ~ん♪〞と言いながら、風香様が駆けて来る。

〝いや何で神様に“兄さん”って呼ばれてるの?!〞とチューベローズとリリィ。


風「聖兄さ~ん!なんだ早く言ってよー?え~?風香の加護が必要なの?!…――聖兄さんになら加護あげちゃうよ!」


聖「…あっありがとう…」


シレッとしながら風香を眺めているチューベローズとリリィである。

すると風香、『あの子が役に立つ筈だわ!』と、神殿の奥に向かって『おいでなさ~い♪』と。

…――すると神殿の奥から、妖精さん〝クイーン〟が現れる。


風「クイーン!大切なお客様だよ!…――彼らを守る加護として、アナタは彼らについて行って!」


…――だが、すると妖精さんが『え~…神様、妖精遣いが荒~い…』と、嫌そうな顔をする。


〝さっきっからやる気ねぇなぁ…ここの神殿の方々…〟と、そう思っている三人。


風「っ?!ダメ…一緒に行ってあげて!聖兄さんと約束しちゃったし!!」


Q「え~、風香様のバカ~。私だって忙しいんです~!!神殿の奥の窓から小道を眺めていないといけないの!!」


風「なにそれ?忙しくないじゃない?!」


Q「忙しいんです~!…――ニゲラが小道を通るの待ってるんです!」


風「っ……そっそれは……確かに忙しい…」


〝いや忙しくねぇーじゃん?!〟と思っている三人。

〝はぁー、何で私が…〟と言いながらクイーンは、神殿の客、チューベローズ、聖、リリィを見た。すると…――


Q「っ?!えっ?!ニゲラのお友だち?!…――」


リ「?…――妖精さん、何で知ってるの??」


Q「あっあなた、よくニゲラと一緒にそこの小道を…―!あと赤髪の人とニゲラと、よく三人で!」


リ「はい。よく三人で通りますが?」


Q「ッ?!きょっ協力します!!」


〝さっきからここの神殿の方々……はいはい。結局男ですか……〟と、シレッとした眼差しを守り神と妖精に向けているチューベローズであった。

こうして三人は、加護として守り神から妖精を与えられた。



――その頃アキは館の牢へと捕らわれていた。

捕らわれのアキ。だがアキにはこんな状況でも心の支えが存在していた。

それは鉄格子付きの小さな窓の向こうの小鳥さん〝川浜〟と、壁に空いた穴からやって来たネズミさん〝緑〟であった。


川「アキさんどうしたんスか?鉄の手枷なんて付けて、趣味が180度変わったんですね!」


緑「本編でタカさんにやらされた〝ドM始めました宣言〟の続きですかぁ?」


平「お前らふざけんなよ…!誰が好き好んでこんなんするか!オレは手枷はめさせる側の専門なのにっ!」


緑「いいじゃないですか。いっそまた、ドMなお友だちたちに〝ドM始めました宣言〟して『アキ様がドMなんて嫌~!!』って泣かせればぁ??」


すると小鳥さんが『ホラスマホ!』と言いながら、鉄格子の隙間からスマホを牢へと落とした。
それをネズミさんが拾い『ほらドMなお友だちの番号は何番?私が押してあげるわよ!だって友達ですもの!』と。
『おっお前たち…―!!』と、じ~んとしているアキである。

――こうしてまた、ドMな友達にドM始めました宣言をして泣かせると言う、高度なドSの遊びが始まった。

ドMたちの悲しむ声を聞きながら、捕らわれのアキは笑い狂う。まさに悪女の高笑い。捕らわれた意味がよく分かる。


平「ありがとな~。小鳥とオバさんネズミ!」


川「っ?!…―」


緑「…―は?オバさんじゃないんですけど?本当はアンタよりも年下なんですけど??――
あろう事かヒロイン枠アンタが取っちゃったものだから、“せめて”って事でアンタは19歳バージョンになっているだけなんだから!!」


平「そうだった。ごめん。今19歳だから、ついお前がオバさんに見えてしまって」


…――緑から漂うゴゴゴゴゴ!!という怒りの黒いオーラを感じ取り、小鳥さんが思わず隠れる。

すると緑、平石に手枷がはまっている事を良いことに『ヒロイン枠返せやっ!!皆様に謝れやっ!!』と平石の頬を両手で摘まんで引っ張る。

すると平石、頬を引っ張られたまま『ッ…―歳上敬えや…!!…―放せ女ッ…!!』と。

『40歳男ヒロイン枠当選て…―誰トクだコラ?!くじ運良すぎか?!謝罪しろや?!ヒロインの座寄越せや!?』と、緑の怒りは収まらないのだった。

『まぁまぁ』と宥める小鳥さん。

――捕らわれのアキ。けれど寂しくなんてない。ステキなお友達がいるから。

捕らわれのヒロインは牢で助けを待つのだった。

――
――――

――そして一行はついに、リナリアの館の前までやって来た。

だが、そこで一行が目にした光景は――

一行はサッと顔を青くした。…―そこには、クリスと瑠璃が倒れていたのだ。

『クリス!』『瑠璃!』と倒れた二人へと駆け寄るチューベローズと聖。

聖はクリスを抱き起こし、チューベローズは瑠璃を抱き起こす。


チュ「一体何があった?!瑠璃!」


瑠「ぅっ…チューベローズ様……最後にアナタ様に…――会えて私は…――」


〝なに瑠璃?!セリフが死ぬフラグ!?〟と思っている聖やリリィ。

そして『嬉しい』…―パタッと瑠璃。『瑠ぅ璃ぃぃ~~?!』となる一行であった。まぁ〝瑠ぅ璃ぃ~~〞は、生きているが。


――そしてクリスは聖に支えられながら、チューベローズと聖へと話す。


ク「……情けないが…どうやらボクは、ここまでのようだ……」


『ここまでだなんてっ…―何を言っているんだ…!』『ああ!そうだ!……一緒にアキを助けようぜっ……』とチューベローズと聖。

二人はクリスへと必死に呼び掛ける。――だが、クリスの意識は今にも途切れてしまいそうである。――そしてクリスは言った。


ク「……本当はボクがアキを助けてあげたかったが……後は…任せたぞ……ボクはもうダメみたいだ……」


そしてクリスも『頼む…アキを…』と言い、パタッとなる。『クゥリスゥ~ー?!…』となるチューベローズと聖だった。


――こうして友の意思を継ぎ、チューベローズと聖は立ち上がった。

涙を拭き『行こう』と、四人で頷き合う。


〝いざリナリアの屋敷へ!!〟


――だが屋敷の前へとやって来ると、そこに門番の家来がいる。

不適な笑みを浮かべながら門番は『――おやおや、またお客様ですか…――そこに二人倒れていただろう?お前たちもああなるのさ』と。――そうこの門番こそ、クリスと瑠璃の仇である。

『お前がクリスと瑠璃を…――!!』と、四人に怒りが沸き上がるのだった…――

さぁその門番とは?――再びランダムくじ引き発動です☆

さぁ誰が出たかな…―?――


チュ聖Q「グッ…グロリオサ様……」


リ「お父様!!」


〝いやいやリリィ、劇中でお父様って呼ばないでくれ?!訳分からん物語になっちゃうじゃん…!〟と、そう思っている聖たち。だがすると――



グ「っ?!何だと…――まさか、我娘のリリィが現れようとは…――クッ…――私はどうしたらいい…―リナリア様への忠誠か娘かっ…――」



チュ聖Q「っ?!」



〝そのまま娘の設定でいくんかい!アドリブ出るって、グロリオサ様ノリノリかよ?!〟



聖「…いやいやグロリオサ様が〝リナリア様への忠誠〟って…」



――そしてリリィとグロリオサは、敵として対峙してしまった親子の設定のまま、ノリノリで劇をしているのだった。『……リリィよ!父を越えて行け!』『ぅっ(泣)……おっお父様ぁ~……』『さぁ早く!!』と、言ったようにだ。
――そして何やかんやで、リリィは門番の父グロリオサを倒したらしい。
『ぅ…リリィよ…―立派になったな……もうお前は一人前の…――』そして、グロリオサもパタッと。『お父様ぁぁ~…!』と、逆らえぬ運命に翻弄され泣き叫ぶ娘設定でる。


リ「リリィはっ…―越えていくは……お父様をっ…!!…――」


キラリと涙を散らしながらも、門の奥へとリリィは駆け出した……――


聖「あっおい…暴走してんなぁ~……」


チュ「待って下さい…通りすがりのいい人さん…!」


Q「……さぁ彼女に続きましょう」


リリィを追い、三人も門の奥へと進んでいく――


――こうして一行は、ついにアキの捕らわれた牢の前へとやって来た。


チュ「平石さん!」


聖「本人目の前にしたら名字にさん付け??」


平「ようチューベローズ。お前が助けてくれるのか?…」


チュ「…大鷹の面子の中で助けるなら、私は猫くんが良かったかな…」


平「なにガッカリしてんだよ!今のオレ19歳だぞ!猫柳よりも2歳も若いんだ!」


チュ「……あのじつわ、弟が欲しかったんです…猫くんを下さい…」


平「――末っ子狙いとは。フン。弟はやらん!」


チュ「っ…――」


平「どっちかというと、だったらお前がうちの子になれ!!」


チュ「……う~ん。豊さんに仲良くしてもらえなそうかな…」


…――まだまだプライベートトークを繰り広げそうなチューベローズと平石。『…―ちょっ…劇!劇!』と、プライベートトークから二人を劇中に戻す聖、リリィ、クイーンだった。

さぁ劇の再開だ。『アキ!助けにきたぞ!』『チュベロー様!!』といったようにだ。
チューベローズは〝どうしましょう…平石さんの事、ニックネームの呼び捨てにしちゃった…〟とそんな事を考えながら。
平石は〝何で俺がコイツに助けてもらうんだよ〟とそんな事を考えながら。


――だがその時、リナリアの部下、響と澄橋が現れる。


聖「っ?!お前たちは!」


響「――まさか本当にここまでたどり着こうとはな。聖、お前の成長はしっかりと誓に伝えておいてやろう」


聖「っ…川原!お前もプライベートトークを武器に?!」


澄「劇をしろ。〝劇〞!!」


リ「澄橋ッ…?!ぅわっ!久しぶり……アンタねぇ…!!私と桐島に謝りなさいよ?!」


澄「…――。昔の話は止めてくれないか??…」


Q「……。リリィ様、落ち着いて。きっと澄橋にも訳が。きっと桐島がウチのキングとか右京と仲良くしていたから、妬いていたのよ!」


リ「…っ…?!」


澄「っ…止してくれよ!クイーン!違う!男同士の友情でヤキモチだなんて気持ち悪い!」


リ「ぅっ(泣)……澄橋も…辛かったんだねぇ…」


澄「止めろー!!」


…―そんなやり取りをしていると、窓から覗いていた小鳥さん川浜が澄橋に手を振っている。


川「オレらブログで良く再会しますね!澄橋さん!」


澄「あ、また川浜がいる!」


川「オレらのこの絆、ランダムくじ引きの神様に愛されているみたいッス!!」


――するとネズミさん緑がしびれをきらし『さっさと劇しろー!!』と。
『あっ緑さん…―逆らわない方がいい!逆らわない方がいい!』と聖。今度こそ〝劇再開〞だ。


『クッ…敵は…すまない私は…―』と言いながら、リリィは腕を押さえている。門番と戦い負傷したらしい。
『ああ!オレらに任せろ!』と聖。

――そしてクイーンは『加護を』と言い祈り始めた。

チューベローズ 対 澄橋・聖 対 響である。

――クイーンの加護のお陰かチューベローズと聖が押している。

だが、その時――怪しげな笑い声と共に、悪い妖精さん、グローディが現れた。


G「あぁ?加護だと?…―フン。馬鹿馬鹿しい。そんなものはこのオレが砕いてやろう」


一同「ッ?!」


〝演技じゃねぇ!!アイツはアレが素だぁー!!〞と思っている一同である。

こうして良い妖精さんクイーンと悪い妖精さんグローディの戦いも始まった。

――グローディは怪しげに口角を吊りながら『光栄だなぁ?サファイアのクイーン』と。そして不気味な高笑いを…――

だがすると、クイーンが〝パァーン!!〞とグローディの頬を叩く。

〝劇なのに、何だか本当に叩いた音がしたぁ~?!〞と、クイーンとグローディへと注目する一同。

――グローディはハッとしながら、叩かれた頬を押さえている。


G「なっなぜ本当に叩いた?!劇だぞ劇!?」


ク「え?私の台本に、〝グローディは本気で叩いて良し〞って書いてあるよ!」


『ほら!』と言って台本を見せるクイーン。

台本【良い妖精さんと悪い妖精さんが戦う。※グローディは本気で叩いて良し。 by稲葉 誓】

――〝by 稲葉 誓〞――


G「稲葉ぁぁ~ー?!」


聖響「………」


〝いやいや、アニキ、なに書き込んでるの?〞〝おいおい誓、なに書き込んでるの?〞と、思っている聖と響であった。

――さておき、良い妖精さんの一撃を食らった悪い妖精さんは力を失っていくのだった。

そしてクイーンの加護が戻る――


聖「はいバコーン。」


響「はいオレやられた~。」


チュ「はいバシーン。」


澄「はいオレもやられた~。」


――リナリアの部下たちを倒した一行は牢へと駆けよった。『鍵は?!鍵はどこだ?!』と言いながら。


――だがその時再び、この場へと石の階段を下りる怪しげな足音が響いてくる…――

一行は生唾を飲み込みながら、階段へと注目した。


…―すると階段をリナリアが下りてくる。そしてその後ろには、怪しげな闇が…――あの闇こそ、悪魔仁の闇である。

すると床へと伏していた悪い妖精が顔を上げ、ゆっくりと立ち上がった。悪い妖精は『仁様!』とそう呼んで悪魔仁の傍らへと並んだ。

――ついに親玉リナリアが現れる。


チュ「リナリアさん!なぜこんな事を!早くアキを解放して下さい!」


リナ「……ぅっ(泣)……イヤです…アキは返しません……」


聖「いや何で泣いてんの?!」


リナ「アキは我が国から男を連れ帰っては、男たちに変な趣味を覚えさせ、そしてまた我が国へと目覚めちゃったドM男を返す。――そしてまた、新たな男たちを連れ帰り……――許せないっ!!我が国の乙女たちは〝男にリードされたい〞が多数派だと言うのに……!!…」


チュ聖「っ?!…――」


チュ「それは……お気の毒に……」


聖「……かける言葉が見つからねぇよ……」


リナ「だから私は悪魔と契約をしたのです!――ねぇ!仁さん!」


仁「うん!そうそう!…―いやなんか男の事で悩んでいたみたいだからさぁ、一緒に飲んで語ってもう、ノリで契約しちゃったよね~」


聖「っ?!悪魔が軽いノリで普通に会話に混ざってくる……」


仁「…――オレリナリアさんに言ったんだ。〝相手をドMに目覚めさせるアキの才能はすごいよ。…――つまりもしもアキ自身がMになり、男たちをSに目覚めさせる様になったなら?…―逆にキミの理想のS系男子が増えるよね?〞――ってなぁ!!」


チュ「っそうやってリナリアさんを騙したのね!!」


仁「…―騙した?いやいや〝出来心〞!!取り敢えずアキ拐って牢にでも入れてみよう!!目覚めるかも!!ってさぁ!……ちょっ……オレも酔ってたんだよ~!!」


〝悪魔が、思ってたのと違う〞と思っている一同である。
すると悪い妖精さんが『仁様、悪酔いするんだよなぁ。――悪酔い中の仁様はまさに悪魔のよう』と。
〝ん?!悪酔いしてなきゃ悪魔じゃないって事?!〞と、一瞬悪い妖精に問い掛けようか迷った一同である。

そしてチューベローズが『悪魔覚悟!』と。…―すると悪魔が『――待て。暴力は良くない。話し合おう』と。思わず『ッ?!…―はいスミマセンでしたぁ~』と謝るチューベローズだった。

――するとその時、リナリアが泣き崩れる。

〝ん?リナリアさん?〟と、一同はリナリアへと注目する。するとリナリアは泣きながら言った。


リナ「ぅっ……違うんです……本当はっ……アキさんと仲良くなりたかった…だけなんです……」


一同「へ??」


仁「え?!それ聞いてないよ?!」


〝本当にごめんなさいっ……〟と言いながら、リナリアはアキの入った牢へと駆けよった。


リナ「お姉様っ……弟さんを私に下さいっ……」


平「お姉様だと?…―馴れ馴れしい小娘が。え?お前はダレ狙いだよ……てかやらねぇよ!どっちかと言うと、だったらお前が貰われろ!」


リナ「っ?!…――」


すると『仁さん!拐って正解だったかも!!』とリナリア。『だろぉ?』と仁。『だろぉじゃねーよ。コラ』と聖。


G「…――ホラよ。牢の鍵だ」


グローディの放った鍵をクイーンがキャッチした。

――こうして牢は開かれ、枷も外される。アキは救い出されたのだった。

『いやとんだ茶番だったなぁ~』とぼやきながら、帰路につく一行であった。

これに懲りたアキは、隣の隣の国から男たちを連れ帰るようになり、リナリアの国には手を出さなくなったと言う。めでたしめでたし。


聖「何も反省してねーじゃん?!」


チュ「……なぜヒロインが成敗されたお話になっているのですか?」


Q「……ヒロインを救い出す、キュンキュンする劇の筈だったのに…」


リ「ヒロイン平石になっちゃった時点で、えらくストーリーが歪み始めたのよ…」


――そしてまた『くじ運良すぎか?!謝罪しろや?!』と、リリィとクイーンに怒られる平石だった。


平「オレがヒロイン当選の、どこがくじ運良いんだ!!オレから言わせりゃくじ運が悪いんだよ!!」


リ「けどなに当選してんのよ!?大鷹のボスの威厳は大丈夫?!」


〝☆ランダムくじ引きだから不可抗力!!☆〞


――こうしてアキは、家来雪哉の待つお屋敷へと無事に帰りましたとさ。


――こうして劇の被害者になった平石は、家族たちの待つアジトへと無事に帰りましたとさ。
〝ボス、ヒロイン枠当選て……〟とは思いながらも笑いたくても笑えない部下たちから『ボス!ヒロイン当選おめでとうございます!』と言われる。そして『嫌味かコラ…』となるのだった。


――そして主人公を当選し劇をやり遂げ、幼馴染みたちの元へと帰ったチューベローズは、皆にお祝いされましたとさ。めでたしめでたし。


―――⭐️

舞台の幕は閉じる。


陽「はい!とんだ茶番劇でした!謝罪致します!」


純「何で感謝企画で謝んなきゃならねぇんだよ」


雪「文字通りの茶番劇でしたが、これも感謝企画⭐️楽しんで頂けたなら嬉しいです!」


聖「まぁ、やってる方は何気楽しかったかな。くじトータル22連発⭐️だったし。キャラたくさん出てくると盛り上がるっつーか!」


ランダムキャラくじ引き22連発⭐️皆様の好きなキャラは出ましたでしょうか?
喜んで頂けたなら嬉しく思います🍀


――さておき今回も、ちょっとずつ誕生日未発表キャラの誕生日を紹介していきます!


陽「じゃあ今回は、未発表当選者+――う~~ん。フラワーの未発表者と雨神日本支部関係🌠+エンジェルの未発表者でいきますか!」


風香4/25

仁7/9

チューベローズ1/11
リナリア4/5
イベリス2/26
ベロニカ8/18

クリス9/28
ギル8/13
コヨーテ6/10
グリフォン10/20
ルビア5/23

鼬王12/2
虎目8/2
瑪瑙1/4
琥珀7/4
黄玉4/1
翠玉10/4
灰簾12/8
黒曜11/7
桃廉5/22

美月5/30

江藤4/24
近藤2/3

今回の未発表キャラの誕生日は以上です!❇️


陽「では改めまして!皆いつも本当にありがとう!ファン♡になって頂けたりスタンプ☺️頂いたり!本当にとても嬉しいです!✨」


聖「スタンプ☺️嬉しいね~!」


雪「めでたく〝好きです✨〞〝尊い☀️〞〝キュン❤️〞〝グッときた❇️〞〝泣ける💙〞全種類出揃ったな!好きです✨が断トツ!次が尊い☀️かな?…――とにかく嬉しい!ありがとう!」


純「オレらの物語に〝好き✨〞〝尊い☀️〞〝キュン❤️〞〝グッときた❇️〞〝泣ける💙〞が存在している事が証明されたな。本当に良かったよ…〝ジャンルは本当に恋愛で良かっただろうか?〟とか、〝胸キュンとは?〟…――とか、何気果巻考えこんでたもんな~」


陽聖雪「え?〝果巻〞?」


純「〝果物巻き〞の略だ。〝クマキ〞。フルーツロールとか長くね?〝果巻〞って名字みたいですげぇ呼びやすいぞ?」


呼びやすくありませんか?少し前からフルーツロールは自分の事を〝果巻〞と呼んでおります。是非気軽に〝果巻🍎〞って呼んでね⭐️✨


陽「それでいくなら〝花巻〞は〝フラワーロール〞でもOKな感じか?!」


雪「長ぇよ。カタカナにする意味あるか?」


聖「…フラワーロール義樹…ダサッ…⭐️」


純「――はい。義樹はさておきお別れの前に〝どうでもいい話〞を話していこう」


陽雪聖「唐突なムチャ振りだなぁ?!」


どうでもいい話・スタート⭐️


聖「アニキの『チカウじゃねぇ〝誓(セイ)〞だ!!』についてのどうでも良い話。〝毎回チカウと打って誓に変換する果巻⭐️〞」


陽「読み返す時に雨神(ユーシュン)を10回中7回くらいはうっかりと“アメガミ”と読む果巻⭐️
読み返す時に海風(ハイフォン)を10回中9回は“ウミカゼ”と読む…―と言うよりも“もうウミカゼと呼んでいる”果巻⭐️」


雪「灰簾と水無月の誕生日が同じであった事に後からビックリした果巻⭐️性格違いすぎ⭐️」


純「――S.Kと元カノの話。彼女と会う時だけペアネックレスをつける派SKさん。彼女は彼が普段はペアネックレスをつけていない事を知っている。」


聖「彼はそれを罪だとは思っていない。会う時はつけるなら良いだろう。」


陽「けれど彼女はそれを気にしている。〝本当はつけたくないの?…〟と。静かに彼女の不満は溜まっていく。……そして…――」


雪「会う日なのにたった一回うっかりつけ忘れたタイミングで、いきなり彼女に凄い勢いでキレられて、意思の疎通がはかれない宇宙人を見るような目で彼女を眺め始めるのはそう、〝大鷹の木倉☆〞。」


純「怒って走り去る彼女…」


聖「彼女の心情。〝……追ってきたら、許してやっても良いかも…〟。――走り去りながら、気にするように彼女は振り返る…――」


陽「その頃の木倉。〝あの女宇宙人かよ〟とか思いながら、空を見ながらタバコを吸っている……」


雪「彼女の心情。〝何で追ってくる素振りもないの?!クーズ!!〟――〝別れましたー!☆〞」


純「女の娘の思惑通りに追っちゃうタイプの犬榧さん⭐️
追ってきたと思ったら『追ってくれって意味?あざと!』とか言って泣かすタイプの猫柳⭐️」


聖「……――はい!ではまた次回お会い致しましょうー!文字数の限界という敵が迫ってまいりましたぁー!」


陽雪純「唐突だなぁー?!」


では皆様いつも本当にありがとうございます!!また本編と次回でお会い致しましょう!!❇️

コメント

ログインするとコメントが投稿できます

まだコメントがありません