貴方のそばにいたいと思ったの。
けれど、“貴方”は私を見てくれない。
悲しくて、胸が潰れそうで、どうにかなってしまいそうだと思っていたのに
“あなた”は、私を強く抱きしめた。
「迎えにきたよ」
「おそい、です…っ」
心に傷を持つ少女は、巡り巡って本当の幸せを手に入れる。
「世界で一番、君を愛しているよ」
「私もです」
魔法学園ファンタジー、ここに開幕。
――幸せに手を伸ばすことを、恐れないで――
※表紙画像は“Dream fantasy”様より。
※文字数がバラバラになってます。