『イン・ザ・ダークネス』と『花と拳銃』は、どちらを先に読むかで感想が二分すると聞いていたので、『花と拳銃』を先に読むってずっと言ってたけど、結局待ちきれずに先にこっちを読んじゃいました♡

この話を読んでる時、最初から最後までずっと、この主人公はなんて可愛くないんだって思っていました。でも、だからこそ人間味に溢れていて最高に面白かったです。トーマに興味を持つツバキが、トーマの言葉で街に囚われ登りつめていく、けれどトーマに溺れて転がり落ちていくわけではないのが最高の女すぎて.......あとがきを読んで、トーマが振り向かなかったから、トーマとの関係も続いたし、ツバキも成功していけたのかと思うと、恋愛が成就することだけが本人にとっての成功とも限らないなと気付かされ、人間の面白さを感じました。

藤間高人という人間は一見非情に思えますが、実は情はちゃんとそこにあって、無いのは愛だというところがめちゃくちゃ好きでした。間違いなくクズなんだけど、そういうところがあるのが狡くて嫌いになれない不思議な感覚でした。

アフターストーリーは狡いですね。アキに惹かれずにいられないじゃないですか。本音の漏れてしまうツバキも可愛いし、そこに付き合っていくアキがまじで最高としか言いようがないんですが。え、狡いんですが。

てことでですね、『花と拳銃』も楽しみにしてるので、かなさん頑張ってね♡待ってるよ♡ありがとうございました♡