作品コメント
2件
ログインすると作品コメントが投稿できます
- Nia.
衝撃的なタイトルに惹かれ、飛び込んでみた世界は。危うい魅力を放っていた。
最初に提示されていた冒頭末尾の言葉がラストに向けて、どういう繋がりを見せるのだろう、と気になり、ページを捲る速度は加速するばかり。最後、蓋を開けてみれば、打ち震えるような奈落がヒロインに手を広げていました。人々の醜い感情が狭い部屋の中で犇めき合っており、一度嵌ってしまえば、踏み込んでしまえば、一生抜け出せない罠。そんなダークな雰囲気はゾクゾクするような危ない快感を届けてくれます。
相手のステータスだったり見た目にしか注目せず、相手を理解しようともせず、心の底からは信じない。そんなヒーローとは初めから信頼関係も何も無かった。人って本当に鏡なのかもしれないなあ、と苦々しい思いと爽快感が綯い交ぜとなっています。もしかしたら、ヒロインの今日の絶望は明日の希望になるのかもしれない。ヒーローから解放(?)されて良かったのかもしれない。そんな淡い期待を抱いて、数年後、彼女にもう一度聞いてみたい。「 ねぇ、今どんな気持ち? 」
素敵な作品をありがとうございました。 - 雪那
正に蟻地獄…痺れました
続きがとっても気になるのでいつか読める日がくるのを心待ちにしてます!