紫苑ーツイソウー✳完結✳

作者佐倉

小さな教会の神父
加納 隼一(かのう じゅんいち)は、かつて華族だった。

ある日…
元執事の小暮 智哉(こぐれ ともや)と
九条 ゆかり(くじょう ゆかり)が、
隼一の元を訪れる。

小暮との再会を懐かしく思い
紫苑の花束を抱えたゆかりの姿に、今は亡き妻の姿を重ねた…。

そして…
忘れえぬ過去…

紫苑の花束

消せぬ記憶

過去の過ち


未来あすを生きてくださいー


紡がれた言葉と託された想い


あの日…

止まってしまった時間ときが、

今…ゆっくりと、動き出すー…