▷ストーリー概要および物語の設定


〜これは私(作者)がアパレル店員として働いていた頃の忘備録である〜


長葦千紘(仮名)は地方のショッピングモール内でアパレルスタッフとして働いていた。

メインターゲットを10〜20代へ定めた比較的若年層向けのブランドではあったが、モール内にテナントを構えているだけあってそこには日々、様々なお客様が足を運んでくれていた。

そう、実に様々なお客様が───。


「お姉さんの今履いてるストッキング売ってくれる?」

洗い息遣いとともにおじさんの声で受話器の向こうから聞こえてくる理不尽な要求。


「あなたは神様を信じますか?」

魔女を連想させるほど全身真っ黒に身を包んだ女性が真っ赤なリンゴを片手に問い詰める。



……だからお客様、服を買いに来てください!と思わず叫び出してしまいそうになったエピソードを中心にアパレル店員だからこそ経験できた出来事を詰め込んだ短編集をぜひご堪能ください。


※店員の対応にはフィクションが含まれます。