「立花さんって水みたい」初めてのその表現に心がざわつくのはどうして?「僕のことどう思います?」年下の彼の熱い視線に私はなんて答えたっけ。恋シチュ参加作品
『常識とは18歳までに身につけた
偏見のコレクションである』
アインシュタインでさえこう言ってるんだから
きっと世界はそうなのだろう。
他人の常識に溺れる私を救ったのは
白馬に乗った王子様でも
街角でぶつかった運命の人でもない
無愛想な店員さん
呼吸を取り戻した私の世界は
静かに彼の色に染まっていった。