【コミック原作】鯉屋の徒然なる日常 魂の理は主の掌中にあり

作者蒼衣ユイ

未練を持った魂は金魚になり、金魚は鯉屋で輪廻転生を待つ。
これは金魚と鯉に関わった二人の生者の物語。

未練を持った魂は金魚になり、金魚は鯉屋で輪廻転生を待つ。

夏生は金魚屋に魂を救われた後にアルバイトとなり、浩輔は金魚屋のアルバイトとなった夏生に魂を救われていた。

ある日浩輔は夏生が鏡鯉と戦う姿を目撃する。その翌日から夏生と連絡が取れなくなってしまう。


これとは別に、棗累が溺愛する双子の弟・結の遺体と共に失踪した事件があった。累と結は見つかっていない。

これの犯人扱いをされている向日葵は浩輔と夏生の後輩で、夏生は孤立した葵を気にかけていた。


夏生と連絡が付かなくなった数日後、浩輔と葵は鯉屋の主となった棗結に遭遇する。

結は生者の魂を喰う鏡鯉と、鏡鯉を作る鯉の養殖者を探していた。


葵は浩輔から離れ単身鯉屋騒動を追うと、そこには夏生と累がいた。

結は鯉の養殖者を捕縛し、生者である事を捨て弟と生きることを選んだ累と共に鯉屋へと帰って行った。

葵はこの事を胸に秘め、夏生と共に何も知らずに待つ浩輔の元へ帰り日常に戻っていった。