宮村夏生は妹の沙耶と心中をするが一人生き残った。
悲しみに暮れる夏生の前に空飛ぶ金魚と死んだはずの沙耶が現れる。沙耶を見失った夏生は「金魚屋」に辿り着く。
店には演技じみた口調の奇天烈な女がいた。女は金魚は未練を遺して死んだ人の魂で、金魚屋は金魚を弔い昇天させる店だった。
金魚になった沙耶を昇天させるため、夏生は金魚屋でアルバイトを始める。
沙耶は人の魂を食う出目金になっていて、強制的に昇天させるしかなかった。
だが沙耶は夏生自身の手で弔う事で未練を断ち切らせようと思い自ら出目金になっていた。夏生は沙耶を弔い生きる事を沙耶に誓う。
夏生は金魚のいない日常に戻ったが、金魚屋も消えていた。
夏生は再び金魚を見てしまい金魚屋の女と再会する。
病死した桜子という金魚から兄を助けてほしいと頼まれる。兄浩輔が勧めた手術の結果桜子は亡くなっていた。
浩輔の手で桜子を昇天させると、浩輔も上を向いて生き始める。
夏生は同じような人を助ける事を決意しアルバイトを続ける事にする。
そして、夏生はようやく金魚屋の女の名前が藤島八重子だということを知った。