ある日、田中周は佐藤昌己が川へ飛び込む姿を目撃し、彼を救う。救助された彼は元恋人、田中メイのスマートフォンを手にしており、メイは周の双子の妹で三年前に自殺していた。
自殺未遂で記憶喪失となった彼に、周は咄嗟に自身が彼の恋人であると嘘をつく。実はメイは周に恋愛感情を抱いており、周は昌己が自身を恨んでいると思い、罪悪感から側にいることにしたのだ。
その後、昌己は元いた特進クラスから周のいる文理クラスへ編入することになったが、優秀な彼の編入をよく思わない者達は彼を批判し、彼を庇った周は自身の経歴を否定される。周は優秀なメイと比較され続けたことで、自身に価値を見出せないでいた。
その後、実は昌己は周の嘘に気付いていたことが発覚。彼が自殺を図ったのは特進クラスでのいじめが原因であり、彼は誰よりも周の素晴らしさを理解していたことを話す。
自身を肯定してくれる昌己の熱烈な求愛に、やがて周はほだされていくのだった。