真っ暗な部屋で、あいつは虚空を見つめてはタイピングをし、また虚空に目を細めてはタイピングをしを繰り返していた。

「何してたわけ?こんな真っ暗な中で?」 そう訊くと、あいつは静かに瞼を閉じた後、ぽつりとつぶやいた。 「観察してた。暗闇を」

よく見れば魅力的に映ること、隠したいこと、暗闇はいろ…