鎮華春分 桜に囚われた千代の話 ~明治幻想奇譚~

作者Tempp

明治16年の春の初め。
陰陽師土御門鷹一郎(つちみかどおういちろう)に一通の手紙が届く。 それは恋人が行方不明となり、探してほしいという男からのものだった。その恋人の村に行ってはみたものの、その女は既に死んだと言われる。けれどもどうにもおかしい。
俺は鷹一郎に雇われている。 いつも通りの生贄のバイ…

ブロマンス部門に出してるのを思い出したので表紙変更。


★登場人物

土御門鷹一郎つちみかどおういちろう:辻切つじき西街道にある土御門神社の宮司兼陰陽師

山菱哲佐やまびしてっさ:ふうてん、日雇い、時々生贄


赤矢誠一郎あかやせいいちろう:建築家、依頼者

折戸千代おりどちよ:茶屋の女給

屋代賢治やしろけんじ:古物商好古屋の店主

登場人物一覧


★観光ガイド

逆城町さかしろまちAREA】

東海道の交通の要所にあり、逆城神社さかしろじんじゃの門前町としても栄えている。

 ↳逆城北:東海道の北側に位置し、逆城神社のある地区で、

  江戸時代から続く古い町並みが広がる。

  ↳逆城神社:豊玉海神を主神とする由緒正しい神社。梅林や庭園が有名。

 ↳逆城南:東海道の南側に位置し、明治になって開発が始まった振興区。

  ↳二東山にとうやま:逆城南にある小高い山で、頂上の展望からは

   南東の神津湾こうづわんが見渡せる。

【外国人居留区AREA】

開港地神津港を中心として外国商人や外交官が滞在する地域。

 ↳神津湾:開港地で、この時代は黒船が訪れる。

(地図自体はプロフの2番めのリンクです)


★本来の表紙

(いまの表紙はシリーズ表紙)

表紙