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紅佐史上最高傑作の予感紅佐の代表作『レッディル狂騒曲』を下敷きとした作品。作者紅佐の、人生や愛への苦悩をどう解決して行くかが見所。黒猫をはじめとした登場キャラクターのさりげない描写は相変わらず上手く、構想段階で実際にキャラクターの像を描く手法により、その風貌がインパクト大で或る意味で視覚的に読者に伝わるためキャラクターに感情移入し易い点が評価できる。無意識で書き上げたであろう、自分だけでは無力なレッディルの長所に作者自身が気付いて特筆できたなら、最高傑作の予感がする。