背を向ける叶恵の顔を覗き込むと、
可愛らしい寝顔と、不自然に頰につく髪の毛。
泣いたんだろうな…。
そんなに嫌なら来なければいい。
そう思うのに、たぶん、
俺はこいつから離れられない。
…離せない。
抱く度に、腕につけられる爪跡。
彼女の頰には、必ず涙の跡がある。
傷付けられても、傷付けても、
そういうもんだと思ってる。
普通って、なんだ…。
神楽さんと御堂研くん のサイドストーリー
けんちゃんのお友達、直くんの恋のお話
※重すぎる初恋 から先にお読み下さい。
ストーリーが、スムーズにご覧頂けます。
本編 神楽さんと御堂研くん が完結しておりません。
申し訳ありませんが、もうしばらくお待ち下さい。
本編を読まずとも、楽しめる作品かと思いますのでご了承下さい。
では 直くんの 重すぎる彼女 をお楽しみ下さい。