「これはあくまでも予想なんだけどさ。」


「なんでしょうか。」


「勿論、確証がないわけじゃないんだ。」


「だから、何。」


「佐野さん、僕のこと好きだよね。」


「…だったら何。」




【傷だらけの薬指】





「どうせならもらってあげてもいいよ?

 …その薬指。」


「何故そんなに上から目線…?」




そんな彼に夢中です。