七竈(ナナカマド) ~春~

作者あゆみん

 学園の裏手には、近づいてはいけない七竈の木があった。

 よくある学園の七不思議だと思われていたが――。

 学園の裏手には、近づいてはいけない七竈の木があった。


 よくある学園の七不思議だと思われていたが―




 その学園の二年生、七月(なつき)は新学期早々、頭を痛めていた。


 新しく赴任してきた教師は、昔の恋人だし。


 バスケ部のレギュラーになれなかった幼なじみは、腹いせに悪魔を呼び出そうとするし。


 騒がしい、ナナツキこと、七月の日常。


 見ようによっては平穏なそれが、七竈の呪いの始まりだった。


 ホラー&ミステリー(完結)


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