歪んだ愛しさ故に【完】

作者美憂

「その瞳、すげぇゾクゾクする」
恋愛対象外の女になるよう演じていたはずなのに、素顔を会社の先輩にバレて……。
※『腹黒王子に囚われて』でお騒がせのあの人!!

 


女なんてくだらなくて



「あたしのことどう思う?」



女なんて単純で



「可愛いんじゃない?俺は結構好きだけど」



女なんか本気で好きになっても無駄。



「あたし……あなたのことが好き」




見ているのは外見。

それならとことん、それを利用したっていいだろ?


俺も相手も承知の上。

お互いにフェイクの関係。




「虚しくない?」




そんな俺に

爆弾の一言。




「いいね、その瞳……。


 すげぇゾクゾクする」




ならそんなお前を

徹底的に俺へとハマらせてやる―――。


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『腹黒王子に囚われて』を先に読まれると、より楽しめると思います。

読んでいなくても、もちろんOK!!