月光

現代のホラー
これは現代社会を題材にした軽いホラーテイストな作品である。

著者のうのたろう氏は、様々なジャンルを自在にあやつる策士であるが、それはこの作品にもしっかりとしるされている。

昔いじめられた経験のある男が、リストラされたことから話ははじまる。
世間に絶望感を抱いた彼が辿る道先で、きつねの面を被った奇妙な少年とつかの間行動を共にするのだが…。

氏が、あえて使う文字や表現も、作品のひとつの魅力である。まずは深い意味など気負わずに読んでみることをオススメする。