地に足をつけて歩いて行こう
初めに断りを入れておきます。レビューとは批評であるので、私が書いたこれはレビューではなく只の感想です。申し訳ありません。


「辛い」とは何なのだろうか。人それぞれで基準は異なるだろう。

「世界」とは何なのだろうか。人それぞれで捉え方は違うだろう。

主人公と少年の「絶望」は違っていた。「世界」も異なっていた。そんな辛さや空間は、他人から見れば「何だそのくらい」と思われるかもしれない。「ちっせえなあ」だなんて揶揄されるかもしれない。だけれどその辛さは本人にしかわからないものなのだ。だが得てして作者が書きたかったのはそれを越えての決意なのである。

青臭い私には、まだ知らないことがたくさんある。それを知らずしてできた世界は箱庭同然なのだ。私達はそれを打破しなければならない。だって私達が知ってる世界なんてたかが知れてる。

世界は美しくも残酷かもしれない。悲しくも麗しいかもしれない。何もかもが可能性の中、その現状を甘んじて受け入れるか、先も分からない道をただ只管に走るのかは私達次第なのだ。

人生は決められる。