作品コメント

新たに始まる人生
あまりにも辛く厳しく儚い人生を終えた一人の少年が迷い込んだ先は

いわゆる「死後の世界」

魂によって各街へと振り分けられ

問答無用でスタートする第二の人生

そこで出会う人々の笑顔に触れ

彼の魂もまた

少しずつ救われていく―――


儚い死を遂げてスタートする物語

ぜひあなたも「死後の世界」を覗いてみませんか？

絶対オススメです！
生きる希望を無くし、死んでしまった砂虎が、迷い込んだのは死後の世界の街！？
そこで出会った仲間達の暖かさにふれ、永い間忘れていた人として生きるとはどういうことなのかを思い出していく砂虎。
がむしゃらに突っ走る彼の姿は清々しく、そしてその不器用さが愛らしく、応援してあげたい気持ちで一杯になりました！
彼を支えてくれた翠玉との別れのシーンはもう本気で感動します(>_<)！
文章の表現力もすばらしく、難無くその場の情景も思い浮かべられました！
生きるって何？優しさって？別れって？このお話から改めて考えさせられます！

未知の世界
誰もが想像でしか知らない死後の世界がココにあります。
このお話もまた想像でしかないけれど、こんな風に人生をやり直すチャンスがあっても良いのではないか、と思います。
最後の砂虎の旅が気になるまま終わりますが、シリーズ続編があるようなので、そちらも読みたいと思います。
ファンタジーですが設定も難しくなく、描写も上手なので抵抗なく読めました。