昔々、ある所に力自慢の青年が居ました。
いつもの様に畑仕事をしていると、お城から使いの者がやって来ました。
「この村一番の力自慢は誰だ!」
そう使いの者は言いました。
「それは僕だ。」
少年は言いました。
「今すぐ私と一緒に来てくれ!」
そう言われ少年は使いの者と一緒にお城に向かいました。
そこには王様と使いの魔法使いが居ました。
「君に来てもらったのは、他でもない。悪魔の森に住む魔法使いがこの世界を終わらせようとしているのだ。」
使いの魔法使いは言いました。
「ワシがいつもの様に王様の未来を占っていると急に真っ暗になったんじゃ。他の人間もみんな真っ暗じゃった。その原因を調べてみた所、どうやら悪魔の森の魔法使いの仕業みたいなのじゃ。」
その言葉を聞き王様は今にもどこかに隠れそうな程取り乱して言いました。
「今すぐ、悪魔の森の魔法使いを倒してまいれ!」
そう言われ少年ははっきりと言いました。
「わかりました。王様、僕がきっと悪い魔法使いを倒して参ります。」
そう言うと少年は悪魔の森に向かいました。今にも悪魔が出てきそうな気味の悪い森です。しばらく歩いていると、魔法使いの家が見えてきました。
「ややあ?ここがきっと悪い魔法使いの家だな!今すぐ行って懲らしめてやる!」