貧しい村の少年と二人の神様のお話。

昔々ある所にとても貧しい村がありました。村には食べる物が無く毎日みんなお腹を空かしていました。


ある時、長老が少年へ言いました。


「今から、お前は西の山に登って神様にお祈りをしてきておくれ。」


少年は長老から渡されたお供え物を手に神様にお祈りをしに山へ行きました。


少年が山に行くと今にも死にそうな人が倒れて居ます。


「どうしたんだい?」


少年が聞くとその人が言いました。


「お腹が空いて今にも死にそうなのです。」


少年はその人が可哀想になり、神様にお供えする食べ物を半分その人にあげました。


「ありがとう。ありがとう。」


その人は何度も少年にお礼を言いました。