髪はコームでひっつめて
5センチ足らずのパンプス履いて
キャリア目指して
上向いて・・・・・・
そんな日々には疲れてしまう
笛吹雅(うすいみやび) 28歳
- 最終更新日
- 2010/04/17
- 作品公開日
- 2010/04/10
- ページ数
- 完結 40ページ
- 文字数
- 18,717文字
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作品スタンプ・シーン
- 2
- 1
作品コメント
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- 佐倉
現代社会と戦いながら… 読んでいて、とても爽快で楽しかったです♪ 現代社会をベースに主人公が女性であるがためにおかれている会社での立場に対する葛藤や元恋人に対する想いなどが丁寧に描かれていて、すーっと物語に引き込まれました。 あと、個人的に後輩くんの何気ない優しさがきゅんときました(笑)
- 瑠愛
爽快! 男の中で、上を目指して頑張る雅。 そして、彼女との距離を少しずつ縮めていく後輩の響。 響のマイペースさと柔らかさが、だんだんと雅の固い心を溶かしていく様が、とても上手に描かれていました。 特に雅のきりっとしたキャラがすごく光っています。 また、テンポの良い物語の展開が、読みやすく感じました。 ラストも爽快な終わり方で、爽やかな読後感が味わえます。 雅と響の距離がもうちょっと縮まってほしかったなぁという想いはありましたが、最後はハッピーになれてよかったと思います。
- 雪風
大人の恋愛 女であるがゆえに、どんなに頑張っても男性が先に昇級していく姿を見る羽目になる、主人公の悔しさから物語は幕を開ける。 後輩の響、元彼の隼人、そして主人公の雅。 無駄の無い描写と台詞により、三人の人物像が容易に浮かび上がるほどに、非常に上手く描かれている。 響の行動に戸惑いながらも、その少しの強引さと優しさから徐々に心を解放してゆく雅の姿が清々しい。 後半、雅が隼人との思い出を清算するシーンでは、簡潔な台詞や表現であるにも関わらず、二人の過去や心情が浮かび上がり、少し泣ける。 そしてラスト一頁を開いた瞬間、「だから、か」と思わず呟いてしまう伏線に、ニヤリと笑みがこぼれてしまう。 短い規定の中で、これほど綿密な物語を描ける手腕は、お見事!の一言。 素敵な作品をありがとうございました。 是非、御一読を。