鳴神ハルコ
想いの重さ
6頁、作品自体は5頁、
といった少ない頁数の中で
主人公となる人物の想いの重さを
明確に図れている作品だと思いました。
明るく何かをいう作品ではなく、
一人のひとが一人の想い人に対する
一対一の物語。
でも、その想い人から返事が返ってくるというわけでもありません。
あくまで“想い”の話。
想って、会いたいと願って、期待して、
それでも届かないことはあって―…
そこで覚える、切なさや苦しみといった感情。
それでも募る想い。
誰にでも会いたい人はあって、
その人に会いたい理由や境遇は
人それぞれだと思います。
それでもただ一点として揺るがないのが
「会いたい」
と。
それだけなんだ、
と実感できる、良い作品でした。
ありがとうございました。*^^*