バイトの帰り道、知らない男にレイプされた未空。それ以来、過剰に周りを気にするようになった未空に、彼氏の永志と友達の優実の態度は次第に変わり……
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illustration by(c)shape
夏の日の悪夢
私はあの日から一人
夢の中を彷徨っている
2012,07,28 完結
※過激なシーンが含まれます。
苦手な方はご遠慮下さい。
- 最終更新日
- 2020/03/23
- 作品公開日
- 2011/06/06
- ページ数
- 完結 64ページ
- 文字数
- 12,292文字
- セルフレイティング
- 暴力描写 性描写
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作品スタンプ・シーン
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作品コメント
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- 桜葉マミ
心の傷がいえるまで 最近のニュースでも若い女性が襲われて、と言うのを耳にしますね。娘が遅い時は迎えに行きます。といっても一応私も女性ですから、夜道は怖いです。 彼や友人の様に心底、主人公の気持ちがわからない人ばかりじゃないとは思いますが、そういう人が多いのも現実ですしね。 もしかしたら命があっただけでもと、考えて主人公の気持ちを深く考えない人も居るかと思います。 話せなくって一人で抱えて苦しんでいる人も沢山いるのだと、思うと胸が痛みます。 心の傷がいつかいえる日が来ること、本当に安心・安全な世の中になることを真剣に願うばかりです。 重いテーマですが、この作品は安易にこのテーマを話しに盛り込んだだけの作品では無いことがわかる気がします。
- りょう
その先は読者に委ねればいいのでは…? 初めましてから突然のレビュー失礼します。 この作品のようなことは、決して身近で起こってはいけない事なのでしょうが、起こることも稀にはあることなのだと思います。 これだけリアルに、事件の詳細その後の主人公を取り巻く周りの変化を描き、ある意味まだ絶望したままの時点で完結してしまうのは…残酷な事なのかもしれません。 でもその後、1年後3年後10年後、彼女がどうなっていくのかそれは読者様の考え次第なのではないでしょうか?そういう風に考えると、作者様の意図は十分伝わるように思います。 「そんなこと?」「それっぽちのこと」と他人には見えても、当の本人の感じ方はそうとは限りません。 あなたの日常での何気ない一言が、行動が… 相手に一生残るような傷を作っているのかもしれません。 人はどこまでも優しくあると同時に、どこまでも残酷にもなれる… 友達も彼氏ももっとこうしたらいいのにと、単純に浅く読む作品ではないと私は思います。
- mimiko
こぼれ落ちる砂時計のように、時はけして戻らないけど…… 本作品は好き嫌いが別れるお話だと思います。 私は正直に告白すると苦手…… どうしようもない現実、戻らない時間、醒めない悪夢。 それらの中で叫ぶ主人公、未空さん。 筆者さまの文章テクニックはいうことがなくて、だから余計に感情移入しすぎて腹がたつのかもしれません。 だから物語として読むのなら、未空さんの現実に、もう少し救いを与えて欲しかった。 お話の中にリアリティなんか求めていないのです。 どうしようもない現実を突きつけられて、苦しみたくなんかないんです。 こんな感想なので、正直、レビューを書くかどうか悩みました。 それでも、未空さんの手のひらから、サラサラとこぼれ落ちていく砂時計の砂のように、けして時は戻らないのだけど、 最後に小さな珠玉が残りますように……、祈らずにはいられません。 珠はきっと、生涯最後の日にしか、見つけられない奇跡かもしれませんが。