初めて見たときは、最低な男だと思った。二度目に見たときは、馬鹿なのかと疑った。三度目に会ったときは、確実に惹かれていた。
「先輩」
「何でしょう」
「死ね」
「うん。あと60年は欲しいかな」
"内緒ね"
そう微笑んだ君は誰よりも格好良くて、そして誰よりも最低だ。
放課後にキス。
(好きだと簡単に言える器用な女じゃないんです)