愚か者には罰が下る

作者藍音

愚か者には罰が下る。……そんなことわかっていた。けれど私だって、一度は夢を見たかったの。



自由な彼等に魅せられた。




私も、あんな風に―――自由になりたい。




……けれどソレは、私が求めてはいけないモノだった。







《愚か者には罰が下る




そんな当たり前のこと、わかっていたはずなのに。