露草の記(蒼龍 紅龍)参・完結

作者此花咲耶

昔、ある国に蒼龍・紅龍と呼ばれる二人の美しい若者がいた。一方は命がけで主人を守った、「草」である。命に代えて守った唯一無二の主に向けるその思いは、切ない。

忍びの裏切りは決して許されない。


命がけで主人を守った、「草」に報いるため相馬藩は、大枚をはたき徳川から忍びの命を買う。


「草」が本心から求めるものは、命に代えて守った唯一無二の主の存在だけである。


報われない思いは、切ない。


傍らに添う、あどけない嫁御寮の存在に大願成就を果たした「草」は、役目を終えたことを知り、姿を消す。


 

<大人になった露草のイメージ>


※12月27日

※2010年6月13日

※9月19日<注目作品>に選んでいただきました。

ありがとうございました。


<観世ほさちさま><おできさま><ひぃさま>

温かい言葉、ありがとうございました。

うれしくて、涙が出そうです。

創作への勇気が沸きます。

次作も頑張ります。