作品コメント
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- 遥
笑顔
前作を読んでなくとも楽しめました。
シリアスな話なのに、要所要所に笑いも欠かさない、作者様らしい作品だと思いました。
作者様らしい笑いもあって。ホロリもあって、楽しく読ませて頂きました。 - 梨藍
さよならだけが人生だ
女性が苦手なのに、気を惹く為に努力を怠らない
女性にモテたいのに、外見しか見ない女子に辟易としている
―― そんな矛盾を抱えた1人の少年の葛藤が描かれた作品です。
『さよならの数だけ、出会いがある』
テーマが“別れ”であるにも関わらず、最後は“救い”が待っています。
この作品だけでも、充分楽しめますが【桜の木の下で蝶は静かに舞う】を読むと、一層楽しめる事でしょう。 - オギクボ
グッバイサンディ
小学生の時の初恋の相手が先生だった。
しかし、子供扱いされて相手にされず、先生との悲しい別れが。
外見がすべてと目覚めた主人公。
しかし、外見を捨てた先に本当の恋に目覚める。
ラストのところはシーンと来るものがありました。
ただ、個人的な意見として、成長要素が薄い気もして、30ページだから仕方ないのかも知れませんが、主人公に大切なことに気付く心情描画が欲しかったというのが素直な感想です。
あと、死体より遺体の方がいいと思いました。
すみません偉そうに。
先生との別れを描いた作品です。
文章的に読みやすくスラスラ読めました。 - ひな
さよならだけが人生だ
「さよならだけが人生だ」
男は見た目。
そこに考え至ったのは、初恋というべき先生の好きな人が目を奪われるような男だったから。
そして、先生は死んでしまったから。
最初の1ページ。
たったそのページだけで、お話に引き込まれていきます。
短い30Pの作品。
なのにとても長い作品を読んでいたよな印象、なのにあっという間で読み終えてとても奇妙な錯覚に捕らわれます。
ひとつだけ。
残念に思ったのは、昨日まで生きてた人が呆気無く死んでしまうこと。
死が軽いとかではなくて、本当に呆気ない。
でも、もしかしたら、この呆気なさがこの作品の凄みかもしれません。
これからの橘君に幸あれ。
さよならだけが人生だ。
さよならした分だけ、
出会いが待っているよ。 - 旬嘉
さよなら日曜日
シンプルでいて、残酷でいて、それでいて優しいお話でした。
小学校の頃の教育実習の恵子先生が忘れられない卓。
そんな彼女が好きだった人のようになる為に努力を重ね、他の誰も好きにならない。
途中までは切ない初恋で進んでいくのに、ラストにかけて話は一気に予想出来ない展開に進んでいきます。
ですが、読後感は爽やかで、心に残るお話でした。 - 遠野ましろ
インパクトのある出だしを
P.1を見た瞬間、読むのを止めようかと思った。
女に変えれば全国百万人乙女が愛用する書きだし。
自己陶酔を読まされ女の死別をバラされ彼の無事を約束されオチまで見える。
どうしても使うのなら、表現の吟味が必要。
「覚えて」くどい。P.2への切替えも不自然で日本語が滅裂。
単語助詞の誤用も誤字も多過ぎる。(8章は何故に本文が無いのか)
山口の鸚鵡返しや地文含め、言い回しの連続がしつこい。
肝心の先生の笑顔が浮かばない。121通りの笑顔を知る男ならもっと書き込める筈。
目と笑顔のいずれも不足の故、山口と被らせるヒキとして弱い。笑顔のみに絞っても。
P.3の変装設定、無い方が後の抵抗が強まる。
P.4、桜の人物を語らないと初めての読者に不親切。
タイトルと絡む「呪縛の日曜日」。伝わらない。最終頁で「日曜日だっけ」と思い出す程度。タイトルコール含め取ってつけた印象。
「オレの日曜日は、気鬱な気分で始まる」でずばり始まるのも手。
井伏鱒二の台詞もミスマッチ。自賛の補足はまさに蛇足。
設定に感性は光るが(D@Cには笑った)、文体に個性が見えないのが残念。 - 芙佳
初恋との別れ
シリアスな話なのに、要所要所に笑いも欠かさない、作者様らしい作品だと思いました。
初恋の先生のために『イケメン』になろうと努力して、百何十通りもの笑顔を使い分けられるまでになった、橘くん。
『見てくれの良さ』が、彼のステイタス。でも『見てくれの良さ』に群がってくる女の子たちは、嫌い。
そんな屈折した彼の心を救ってくれたのは……
山口さんの『救済の仕方』が、あっぱれ。作者様らしい笑いもあって。ホロリもあって、楽しく読ませて頂きました。
個人的には、桜くんが出てきて嬉しかったです。彼はやっぱりツボ。『桜の木の下で蝶は静かに舞う』と併せて読むと、さらに面白いと思います。スピンオフ作品の醍醐味。