作品コメント
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- 美鶴
無題
もう夏は終わり秋が訪れます。
そんな頃にふとこの小説を見つけました。
私も絵書くのが大好きだけど、梓ちゃんみたいに“自分の好きな絵で、書きたい絵で”賞がとりたい、何て思ったこともないです。
それに、後輩君(笑)の、バスケの事情を聞く時の言葉。“君の意思で”何て私には絶対言うこともおもうこともできないだろうなぁ、と思いました。
梓ちゃんは私の憧れのような子です。
後輩君も後輩君ですごくいい人で…いつかそんな人に出会いたいです(笑)
そしていつか海浜で絵書いてみたいなあ!と思った私でした。
よしっ、今年の秋、青秋してきますっ
受験勉強という名の青秋をっ!←
心に残る作品がまた増えました。
素敵な作品をありがとう。 - 川瀬リノ
矛盾と曖昧さが交差する
個性的なキャラの主人公と、後輩の新谷くんが絡み合う姿が、とても可愛かったです。
私は個人的にこういうお話が大好きなので、最初から好感もって読めました。プロローグの引きもよくて、場面描写も心理描写も言うところなし。
それでいてお話にするっと入り込め、梓ちゃんの気持ちになって考えたりすることもしばしば。
素敵な作品をありがとうございます。 - 佐野コタロウ
繊細な物語
美術に関わっていく上で、傷ついたり苦しんだりした梓。
でも、美術に関わっていく上で、また一歩成長した梓。
西村くんに取って欲しいと思っていたコンクールの最優秀賞が、自分の手元に届いたときの複雑な梓の気持ちが、とてもリアルでした。
さらに、新谷くんの存在。
梓の考え方を大きく変えるキッカケとなりました。
新谷くんは真っ直ぐに梓を受け止め続けてくれました。
ストーリーは、とてもわかりやすいものでいて、深いものでした。
何か、自分の人生でさえ考えさせられます。
読んだ後のスッキリ感が何ともいえません。
心が洗われるよう♪
先生とのやり取りの「シンデレラ」のところなど、面白い会話もあり、読んでいて飽きません。
言うことなしの星五つです◎
梓の素直じゃない性格が、最後までしっかり書ききれているところが、特にすごいと思いました。