作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- ひなた
切ない!
なおと有ちゃんの
別れのシーンがすごく
切なかったです(>_<)
前向きな最後で、
とてもよかったです♪ - 眞弥
切ない別れ
ごめんなさい、感動が大きすぎるあまり上手く言葉にできないのですが……精一杯の感謝の気持ちをこめてレビューさせていただきます。
読み終えた時、切なさに胸を締め付けられて涙を流してしまいました。有となお、お互い愛し合っているはずなのに一緒にいられない……二人の葛藤が痛いほど伝わってきました。
私はあまり恋愛に執着する方ではないし、別れたら別れたでいいやと思ってしまいますが、きっとそれはまだ本当の愛を知らないからだと思います。
私もいつかこちらの有となおのように、お互いを片割れと感じられる人と出会いたいです。
ラストも素晴らしく、切ないながらもスッキリと気持ちのいい締め括りでした。別れは辛く悲しいけれども、その先の希望を教えてくれる……そんな優しい作品です。
このような素晴らしい作品を書いてくださった作者様に感謝いたします。 - 絵麻
何度も、何度でも
私がまだ学生という事もあり、大人のレンアイって、あまり考えた事はありませんでした。
それゆえ、簡単だと思っていました。愛し合って――それで結婚、のような。この作品を読んで考えが変わりました。
『パンプス』。読み始めは、主人公が遠距離のカレの元へ向かうのだから、幸せなのかな……と思ったらどうやらそんな雰囲気ではありませんでした。
読み始めたらどんどんページをめくる指が止まらなくなる。読み手を苦労させない文字量。選びつくされた言葉の数々は、まさに大人だなあ、と感じさせます。
そして――。有と直の、思いが交差した時には、思わず硬直してしまいます。良い意味での硬直、あまり体験できないのですが、これは見事にさせられました。
大人になると、履きなれたパンプスが増えていく。これは恋にも似たようなものなのかもしれませんね。
つい、主人公の未来を願ってしまいたくなる、切ない作品でした。是非おすすめしたいです! - Hazuki
大人の自由さと不自由さ
社会に出て、6年寄り添っている恋人のなおとの価値観や生活の違いに悩み、また地に足の着いていない自分と彼を比べてしまう主人公。
自分を顧みるうちに、なおの存在の大きさや大切さに気付く。
しかし「大人」になってしまったなおが苦渋の末に出した答えは…
大人だからこそ出来ることを夢見ていた。しかし大人になってみたら大人だから出来ないことの方が多いと気付く。
甘い夢だけを見て恋愛は出来ない。
見事に大人の現実が描かれている作品に、共感して頷いてばかりでした。
けれどラストには「大人だから出来ること」そして「大人になって踏み出す素敵な一歩」が描かれていて…
勇気を頂きました! - 清乃
「静」と「動」の間
今現在、主人公は静と動の狭間だろう。揺れるシフォンスカートがそのまま彼女の心模様だ。
10代の読者様だと、もしかしたら有となおの恋愛は少々納得できないものかもしれないと思う。
なおには有を引き止めるなり、結婚を切り出すなりのバシっとした男らしさを見たかったのではないだろうか。
けれど、なおは引き止めることなく笑顔で有を見送る。
――オトナ恋愛
お互いの感情だけではもはや突き進めないしがらみがある。
家族、仕事、環境、育ちの違い。
そういった諸々ひっくるめて、笑顔で見送らないといけない時がある。
悲しみに打ちひしがれた彼女の背中を目に焼き付けねばらない責任が。
どんなに何かを呪ってもどうすることも出来ない、ちっぽけな自分を認めないといけない瞬間が。
背後に見え隠れするなおの心情、有のなおへの気持ちの深さが涙をさそう。
オトナ恋愛らしい、たわみが切なくも愛しい作品である。 - ももねこ
恋愛の一番美しい瞬間に…
愛する人が自分の誕生日を祝ってくれる…
自分のために最高の演出をしてくれる…
女の子にとって一番幸せな瞬間なはずなのに…
その瞬間の別れ話…
読んでいて、なんて悲しい話だろうと涙いたしました。
悲しい話の中にも恋人の愛・親友の愛を感じとれて素晴らしい作品だなと思いました。
私としては続編を書いていただいて今度こそ二人に幸せになって欲しいなと願ってしまいました。(笑) - DAI
素敵すぎる
詩的で美しい表現が、リズムよくやわらかい雰囲気をつくっているように感じました!
甘いばかりじゃない大人の恋愛…。パートナーの存在や気遣いに愛情が感じられつつも、切ない展開に自らに起こっている出来事のように共感できました。引き込まれました。
僕も数年後には社会に出ます。
大人になってもう一度読みたいと思います。
今の僕には、まだ読み取れていない深みが沢山あるように思いましたので。
深い作品でした。 - 麻井深雪
不自由な恋愛
遠距離恋愛をしている主人公。
恋人とは結婚を意識しつつも、彼の為に親元を離れて遠い土地に嫁ぐことに違和感を感じている。
付き合いの延長線上に結婚を見てしまう大人恋愛ならではのしがらみを描いています。
主人公の性格が形成された背景や、彼の手先が器用で優しい性格。
描写がとても丁寧で、内容は恋愛小説ながらも、人物の息使いを感じられるような、まるで純文学に近い世界だと感じました。
静かに進むストーリー、別れ話の最中に燃えて短くなるろうそくの描写が見事でした。
感情を引き出され、思わず涙ぐみました。
ただ残念なのは、別れの悲しさ、切なさの余韻が勝ってしまい、ラストの主人公に共感できずに読み手である自分の気持ちが離れてしまったことです。
ページ数規程の都合上でしょうが、冒頭で大人恋愛は不自由なばかりと言ってるのに、ラストでは大人恋愛は楽しいと思えるようになった、この変化に共感できるエピソードが少し弱かったかなと思いました。
大人になるにつれて絡んでくる色んな要素を足元に例えた題名のセンスがとても素敵です。
安定した文章力でスラスラ読めました。 - ひな
不自由な恋愛
学生のころから付き合っている彼氏。
そんな彼と遠距離恋愛となり取り巻く環境が変わっていく。
好きだという気持ちは変わらないのに……。
学生だったら「好き」っていう気持ちだけで付き合えても大人になると「将来」や「仕事」「家族」いろんなことが絡まって「好き」だけではどうにもならないことが増えてきます。
そんなとき、どうするのか。
どうすればいいのか。
これは一つの解決策。
いいか悪いかは本人にしかわかりません。
一つの答えを知りたい方は、是非ご一読を。 - みふう
好きだからこそ。
自由とは、
大人になることで、
手に入る一人の時間で。
不自由とは、
大人になることで、
ついて来る責任感。
自由という敷地内は、
不自由という柵で、
囲まれているのかもしれない。
主人公の選択は、
大人になったゆえの不自由から選んだものかもしれない。
だけど、もし、
彼と二人だけで生きていく等、
別の選択をしたとしても。
それは不自由だっただろうと思う。
好きだけど別れるのではなく。
好きだからこそ、
別れたのだと思う。
短編だから書かれていない部分もあるが、
一人っ子同士の親への責任感などを、
感じる。
別れを選ぶ、
彼女は大人の女性として、
カッコよく素敵で。
パンプスがよく似合う。 - あびぃ
恋愛のリアル
クリスさんの作品には、いつも涙が込み上げます。
自由と不自由が増えてゆく。
何度も繰り返される言葉と、一ページごとに一呼吸置くようなしっとりとした雰囲気。
主人公と同じように、どこかに不安を抱えながらドキドキと読み進められる物語。
“好き”だけでは、もう突っ走っていけない恋愛のリアル。
ありありと浮かび上がる情景に、切なさで胸が締め付けられます。
ハッピーエンドだけが恋愛ではない。
そんなリアルで、大人の恋愛を感じさせてもらいました。 - ゆず
切なくて泣けた
最後のほうは、切なくて切なくて…
思わず涙腺が緩みました(;;)
割り切れない事情が絡み始める、大人の恋愛。
そんな主人公の心の葛藤が、とても細やかに描かれていて、感情移入しやすかったです。
主人公の気持ちを短い言葉で、それでいてすっと心に沁みてくる絵本のような表現がいいなぁ~と思いました♪
ろうそくと涙。
ケーキと別れ。
愛しているがゆえのサヨナラ。
子供のころにはイコールでなかったものが、成り立つようになってくるのが大人なんだろうな。。と切なくなりました。
またいつか出会うときに、笑いあって会えたら素敵だな~と思わず応援したくなりました^^
素敵な作品をありがとうございました。 - 夜羽愛花
大人の恋
『好き』という感情だけでは、どうにもならないことがある。
大人の恋は、甘いだけじゃない。
読んでいて主人公に共感し、切なくなりました。
大人になるにつれて恋に不器用になっていく……。
大人の恋が持つ甘さとほろ苦さを感じさせてくれる作品だと思います。
とくに、大人の女性にオススメの作品です。
きっと共感できること間違いなしです。 - 伊東ミヤコ
乗り越えて……
お互いに好き。
それだけでは解決できないのが、大人の恋愛。
仕事、距離、時間、親……様々な問題を乗り越えて、愛を育んでいかなければならない。
苦しいけれど、切ないけれど、どうにもできないことは、やっぱりある。
そんな決意を抱きながら、恋人と二人で過ごした甘い夜は、なぜか美しい。
流した涙の分、きっと幸せが訪れますように。
前向きなラストは、全ての女性へのエールのように感じられました!