作品コメント
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- 了一
発想力
まず面白い発想ですね。魂を交換するという発想は過去にもありましたが、いらない魂を誰かにあげる。だが愛する彼女の存在…しかしその彼女も… 非常に興味深い作品でした。
またこの筆者の書き方として、一ページの配分がとても読みやすく、言うなれば楽に読めます。
最後にもっと超どんでん返しを!と思ったのは私の個人的意見です。 - 茂
ふわふわとして主人公が、独特の感触
この複雑な設定を、どうやってこの枚数に収めるの?
と、興味をもちながら読みました
設定だけから見ると、登場人物たちをもっと絡ませて、面白おかしく、さらに話を進めたらとも
ふわふわとした主人公の一人称が肉体と遊離して感じで、物語になじんでいました
華月さんの感性を、もっと知りたいと魅力を感じました
技術は発展したけど、最近、とかく、非人間的になりがちな医療
不気味なふたりの医者の存在も、憎めないながら、面白くて
このキャラクターを別のところで、読みたいとも思いました - namata
ほえほえ
こういうのを書くと波状したり、支離滅裂の自己満足になりがちなのですが、バランスよくほどよくあっさりとしてて丁寧にしあがっていました。
人間としての成熟なのですかね、うまいことまとまってます。
世界への入りにくさはたしかに感じました。最初のインパクト、ひきつけ方というのは大事なのだなぁと。 - 清野 遥
発想
おもしろかったです。
個人的に好きな移植の話ということもありましたが、どんどんページを進めたくなる作品でした。
最後はこの作者さんである華月さんらしい終わり方だなあと嬉しくなりました。自分だとたぶんこういう発想は出来ないんで。
とても参考になりました。 - 秋
難解な設定を生かす技術力
華月さんの物語を読むのはこれでいくつ目だろう。
古い作品から順を追って読んでいるが、どんどんレベルが上がっているのがわかる。
難解な設定、アイディアを徐々に生かす術を身につけていっているように思う。
引き込まれ方が、前と比べ格段に上がったから、それは確か。
作品そのものについて。
1ページ目で若干引っかかるが、2ページ目以降はどんどん読めてしまう。
設定がとにかく面白い。よくこんな話を思いつくものだと感心。
ただ、1ページ目での引っ掛かりがやはりちょっと気になる。世界観の設定から書き出す、というのはもしかしたらテンポを崩すことになるのかもしれないなぁと我が身も振り返った上で思う。
だが、いくつもの設定を丁寧に描写しつつ消化していく過程は素晴らしかった。
読めばすぐに引き込まれるだろう。そして次のページをめくっているだろう。
もはやオカルトの領域にまで踏み込んだ医療が生み出すもの。そこで生まれる新たな悩みや葛藤と言ったものに、読み始めたらすぐに引き込まれるはずだ。 - ひうぜ
★謎を追う巧みさ
◆謎を辿ってゆく物語は、惹きこまれるものがありました。
主人公の葛藤や、考え方がとても良く盛り込まれていて、光る物を感じました。
ただ、(テーマとしての)視点が多すぎて、それぞれがややぼやけてしまっているように思えるのが非常に残念な所でもあります。
文章的には整っていたので、楽しく読めました。