作品コメント
ログインすると作品コメントが投稿できます
- さとみなおき
恐竜なのに
妙に人間くさい恐竜たちのお話。
軽さとか狡さとか愚鈍さとか木訥さとか。
今までに拝読した伊藤理央さんの作品のどの登場人物よりも人間くさいかもしれません。
恐竜なのに。
もしかしたら理央さんは、絶対に人間との接点を持たない恐竜を主人公にしたからこそ人間くささをストレートに出せたのかなと、穿った見方をしています。
トリケラトプスとスティラコサウルスの漫才!
「どんだけ壮大な話や思とんねん」というセリフに笑いました。
ファイター・ゴルゴと腰巾着のストルティオミムスのやり取りも面白い。
私はゴルゴが好きです。
単純で素朴な人物(?)らしい器の大きさが。
才能が溢れちゃっている理央さんの余裕を感じた作品でした。
こういうの、また書いてください♪ - 福沢 御崎
新鮮!
.
この手の小説は初めて見ました。
恋愛小説ばかりの中、恐竜をモチーフ
にした小説は新しいと思います。
恋愛小説に飽きたら、たまには趣向を
変えて、そんな時にオススメです。
文章もわかりやすく、まとまってますし
自然や、恐竜達の表現が上手です。
そして、かなり面白い←
終始笑いが止まりませんでした。
関西弁というのがまたツボです(笑)
だって、恐竜が漫才してるみたい……。
最後の台詞は、納得。
自然界というのはとても難しい物で、
バランスをとっていかねばなりません。
それを物語ってる気がしました。
続きが出るのを祈ってます。 - AnN
おもしろい!恐竜の日常
登場するのはスティラコとトリケラという二匹の恐竜。
恐竜が主役というのは、新しいなぁと思うと同時に、ちょっと恐竜好きなのでそのまま一気に読んでしまいました。
物語は、白亜紀。
二匹の恐竜が草を食べながら繰り広げる会話が中心です。
一方はTレックスについて話そうとしているのに、もう一方はそれを分かっているのか分かっていないのか…
関西弁で繰り広げられる二匹の会話のかみ合わなさが面白くて、かなりツボでした。
まるで漫才のボケとつっこみが目の前で行われているようでした。
この会話がどう終息するのかと思っていたら…
最後ははっとさせられるのです。
ボケだと思ってたほうによって…
とても面白かったです!! - 最中
しりめつれつれびゅー「面白さ」
昔「男の子って恐竜好きだよなあ、なんだかむ条件に……」なんて思っていました。ようやくさとる。ようやくわかる。ようやくきょうかん。恐竜って、いい。
面白い、面白いとしかいいようがない、なにもいえやしない、「う……うう……だからあ……そのお……」とか絵にかいたようなしどろもどろ、かつ、「つまりことばにはできないくらい好きなんだようお……それって最強だぜ……?(だよな)」とか絵にかいたような負け惜しみをしなくちゃいけません。
あまねくなんやねーん!
あまねくどないやねーん!
もう……はてしないわ……どこまっでもはてしなく、かつ、壮大やっちゅーねん、壮大てなんやねん全く
恐竜萌え!
いまだかつてない属性!
恐竜萌え!
はげしくたぎる……このむねのときめきはいつかどこかでとおい昔にだれかに貰ったものかもしれません。
人間に生まれてよかったとずっと思ってきたけれども、しん世界にとつにゅう、ああ、ひげきやわ、ひげきかや?
わたし帰ってこれそうにないわ、しかも不毛……つながれないものねえ。
壮大なる片思い。
「恐竜に生まれても面白かっただろうに」