白夜の街を駆け抜けろ キルラバスピンオフ

作者小蓮―シャオリェン―

極道の娘オウカは、歌舞伎町で賭けをした。誘拐された自分を助け出したルイを手に入れる為に。勝利条件は歌舞伎町脱出。ファルコの白夜を相手にオウカとルイの戦いが始まる

Novelite Q-1グランプリ参加作品


「俺にしとけば?」


あらすじ~


極道の家に生まれながら、父親の意向で


夫婦はオウカが幼い頃に離婚した。


極道の家では、ルイと言う二つ上の男の子がいた。


父親の命の恩人の子で、名はルイだった。


13歳になったオウカは


父親の因縁で他のヤクザの組に誘拐された所を


ファルコと言うマフィアの実戦部隊『白夜』に助けられる。


『白夜』と名乗る男は、昔、オニイチャンと呼んで慕った


ルイだった。







ママは、パパに初めて会った日


パパにプロポーズされて恋に落ちた。




パパは、ママに初めて会った日、ママに一目ぼれしたんだって。




ママは、その日、生まれて初めて恋をしたって。


パパは、その日、一生幸せにしたい人が出来たって。




そして、私もあの日、ルイに恋した――――。







「オウカ。結婚するなら、俺にしとけば?




その夜、私はその言葉の為に、夜の来ない街


白夜(歌舞伎町)をルイと駆け抜けた。









「じゃあ、良いのね? 白夜は本気で貴方達を追うわよ!」


「良いぜ。その賭けのった!じゃぁねっ、ジエ(姉貴)」




そう言って、3階の屋上からルイは降って来た。


猫の様に俊敏で、鷹の様に残酷で、虎の様に恐ろしい


ケダモノの様な私のオニイチャン。



「じゃあ、行くぞ。オウカ」



コクリと力強く頷いてルイと駆け出す。




歌舞伎町の中心で


貴方と二人で命を掛けたの私の人生史上


最恐のゲームが始まった。



賞品は愛するルイ。


失敗すれば、彼は、何処かへ国外追放


私は……どうなるのかな?