年上の幼なじみ流星。彼は、声優デビュー三年目にして大人気になっていた。
『ミユは俺のことが好きなわけじゃない。この声を好きなだけだ』
すれ違い。初めてのケンカ。長年の片想い――。離れたくないのに、流星との距離はひらくばかりだった。
『声だけじゃない、私は流星自身のことが好きだよ』
気持ちは伝わらず、幼なじみの距離は縮まらないまま、私は別の男性と知り合った。
『あなたのイラストだけじゃなく、私はその人柄にも惹かれました』
一生ニート希望の女子、ミユ。
大手出版社の編集者、芹澤海音。
若手人気声優、小野流星。
ミユが選ぶのは……!?
*ベリーズカフェにて同時公開中*