サイトにアクセスし、小説のページをめくるたび、私は夢の世界に行くことができた。
「中学時代のヨウも好きだったけど、ひとつのことに集中して楽しそうにしてるヨウはもっと魅力的だと思ったんだ」
「ごめんなさい。私は最高の自己中です」
「たとえランキングに入ってなかったとしても、俺はヨウの作品を好きになってたよ」
あんなに楽しかったケータイ小説の更新。
《ありきたりな作品ばかりですね》
なのに、書くことが、一気に重荷になった――。
「ファン1号?」
私は、挑発されている?
書くことに
意味なんてあるの?
《一生懸命書いた作品なら、どんなものでも誇っていいと思います。》
2014.1.24(金)完結
いただいたレビューとコメント、とても励みになりました。大切にします。本当にありがとうございました。