祖父の物置部屋で見付けた不思議な箱――開けると眩い閃光と共に…、そこは――…萌琉は再び、元の時代に戻れるのか――?
祖父の物置部屋で見付けた――不思議な箱。
黄金色で統一され、表に鳳凰―
裏側に青龍―‥が各々彫り込まれた小綺麗な正方形の箱。
蓋の中央には、小振りな宝石―…だろうか?
陽に透けると虹色に見える、箱。
少女は気になって、
そっと蓋を開けた――