「土方さん早く早く!」
「なんだ、餓鬼じゃあるまいし…あ、総司は餓鬼だったか」
「む。ひどいですよ!折角私が面白い物を見せてあげようと思ったのに…」
「総司…?あぁ、悪かった悪かった、俺が悪かったよ…ほら、飴やるからそんな顔するなって。」
「本当!?(にやり)いやぁ、鬼の副長もたまには優しいんですねぇ」
「(単純な奴め)…おい待て。『たまには』ってなんだ!『たまには』って!!」
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新撰組副長・土方歳三と一番隊隊長・沖田総司、そして新撰組の仲間達が織り成す笑いあり、ほのぼのあり、シリアスありの連作短編。
どこから読んでも楽しんでいただけるよう考えました(…が、やっぱり最初から順番が良かったり)。
総司と土方さんのやりとりはほんとに書いてて楽しいです。二人の仲良し会話劇をお楽しみ下さい。
※以前翡翠がPCサイトで連載していた無題新選組小説(未完)です。
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