囚われたいばらの姫。

痛み、怒り、悲しみに苛まれても姫は前を見つめる。

〔掛け違えた、心〕続編である。


「アルラウネェェェェーーーッ!!」


目の前にいた。


手を伸ばせば…


届くはずだった。


アルラウネ…


…うっ…


うぁぁああああ―――っ!!


拐われてしまった。



王子様の慟哭はいばらの姫に届く事はない…。




いばらの姫は開拓者-フロディア-の魔手に堕ちた。


動き出した狂喜。


歩き始めたシオン。


消えたアッシュの行方は…?


そんな中王国と帝国は互いに手を取り、


アルラウネの行方を探す。


波乱の幕開けは一枚の羊皮紙。


その手紙が告げるのは真実なのか?


それとも…


……。