されど、天使は微笑まない。

作者†リトル・ドラクレア†

ごく有り触れた毎日

当たり前に過ぎてゆく時間。


世界中に人間は溢れているのに、


どうして…


「俺だけがこんな思いをする」


どうして、自分だけがこんな目に遭うのだろう―



ただ惰性に生き、目的も何もない日々。


そのはずだった。


怠惰に過ごし、傲慢にも程がある。


変わった事が起きないか、と…


暇を満たしてくれる非日常が起きないか、と。


そんな事を思った。


これは、その罰なのだと…


……。