作品コメント
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- 伊東ミヤコ
子供の心に潜む狂気
まず、このストーリーが怖いのは、出てくる人物が小学生という子供だから。
初めて、真緒の『縄跳び』が誰かによって盗まれたのは、小学一年生のとき。
それは、もの珍しい銀色という特別感ゆえ、子供ならではの出来心で……ということが、予測できる。
が、二度三度と続くことで、徐々に生じてくる被害者、加害者、双方の心の歪み。
果たして、狂ってしまったのは、どっち?
どうぞ、ご自分の目で確かめてみてください。 - 栗栖ひよ子
人間の怖さを描いたホラー
作者のあびぃ様の描かれるホラーが好きなので読んでみました。
自分の持ち物を繰り返し盗られてしまう主人公・まおと、犯人の疑いのあるクラスメイト・賢。
読み進めるうちに、まおの気持ちになり、賢に苛立ちを覚えていきましたが、結末は、読みながら予想していたものとは全く違ったものでした。
前作の「コピー」では、主人公から見た相手側の狂気が描かれていましたが、
今回の「ナ ワ ト ビ」の結末では、語り手である主人公の狂気が描かれ、心の中に虚無を感じさせられるような読後感でした!
心霊やオカルトではない、誰の心の中にもある狂気を見せつけられた作品でした。
誰でも加害者・被害者になり得る…。
そんな、人間を深く掘り下げたような作者様のホラーを、また読みたいと思いました! - 狂
こわい
私はなわとびを
持っていないので
なぜか安心
しました(笑)
最後の方
リアルにまお
ちゃんとか
怖かったです;
しかも、とても
読みやすくて
すらすら
読めました(^^) - しょう
カタカナのタイトルが…
カタカナのタイトルが更に恐怖心をあおりますね…
最後まで目が離せない展開でドキドキしました
ナワトビが最後まであんな形で絡んでくるとは…
執着心を感じました
あびぃさん…さすがです - むにえな
実際に、ありそうで
『コピー」の作者による新作ホラーということで、読んでみました。
本当にありそうな話で、これは相当に怖かったです。
序盤のナワトビがなくなる場面と、クライマックスの真緒と賢の会話が、特に恐怖を感じました。
その分、最後の結末が急な感もありました。
その時まで「証拠がない」という感じで話が進んできたのに、ここで急に話が大きくなってしまったように感じてしまいました。