京都の神社の巫女の娘である上野妖艶には、人を呪い殺す事の出来る、恐るべき霊能力があった。

京都、上賀茂神社で巫女(みこ)を務める上野恵の娘、上野妖艶(うえのようえん)は母が巫女を引退すれば、巫女を引き継ぐ定めであった。


妖艶が中学に入学すると、同じクラスの野本功太郎という男の子を好きになってしまう。


功太郎は学年ナンバーワンのイジメられっ子であり、親しくしてくる妖艶に、俺と一緒になればお前までイジメられるから、近づいてくるな、とつっぱねた。

しかし妖艶の気持ちは変わらない。


早速、功太郎と付き合う妖艶はいじめられる。

段々とエスカレートするイジメに腹が立った妖艶は巫女の持つ呪いの力で、イジメてくる奴を片っ端から呪い殺していく…。


原稿用紙358枚の長編小説です。