こんにちは、魔法のiらんど編集部です。今回ご紹介する注目作家は、岬 イオさんです。
ちょっと癖のある男と女の大人なラブストーリーを、コミカルに描く岬 イオさん。本日は、作品『神さまに捧ぐ 』に焦点を当てつつ、岬 イオさん自身にも迫っていきたいと思います!
▶岬 イオさん
―魔法のiらんどをご利用されたきっかけを教えてください。
小学生の頃から物語を考えるのが好きで、友達とリレー小説みたいなものをやってたんですけど、『恋空』がフィーバーした時に「これは乗っかるっきゃねぇ」と、当時のイオちゃん(推定13歳)は意気揚々と会員登録したのだと思います。
ーー代表作『神さまに捧ぐ 』についてお伺いします!
▽代表作『神さまに捧ぐ』
―作品を執筆された動機、ストーリーを思いついたきっかけなどを教えてください。
書き始めたのが先月のことなのに記憶が何者かに奪われたんかっていうくらいよく覚えていないのですが、ダークな話を書いたことがなかったので挑戦したいなと思いまして。で、私は他の作品でも主人公に「神様どうか◯◯してくださぁ~い」みたいなことを思わせることが多かったので、じゃあその神様ってどこにいるの?無償で人間の願い叶えてるわけなくね?と自分の中で思い、生贄とかの話を思いついたんだと思います。
―執筆する上で、こだわっていた部分はありますか?それはどんなところですか?
冒頭からシリアスな感じで主人公は常に泣いているみたいな話だったので、ギャグ要素を入れなければと使命感に駆られ、神さまの愉快な世話係「しもべ」を生み出しました。胸糞悪い暗い話の中にもクスッと笑えるようにしようという謎のこだわりです。そしたらあら不思議。今ではしもべが準レギュラーで神さまよりも人気をかっさらい、ラブコメみたいな話になってます!ほんと不思議!!!!!
ーー普段の執筆活動や作品についてお伺いします!
―普段の執筆時、プロットやメモなどは作成しますか?作成する場合はどのように作成していますか?
十年以上書いてるくせにプロットみたいなのちゃんと書いたことなかったんです。『オトした愛は、イトせず手のひらに。』からちゃんと書いてみて、えっめっちゃ更新しやすいやん!と今更学び、今はスマホのメモ機能に大体20ページごとに区切って流れを書いてます。そこに言わせたいセリフを組み込んでいくことにしております。中身はめっちゃ適当で殴り書きです。
―作品を完結させるまでの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。
いつも半年以上はかかってます。途中でシレッと非公開にしたりもします。ほんますんません。
―どういった時にストーリーを思いつきますか?
通勤中、お風呂の中、友達と話してる間。ボーっとしてる時ですね。(友達と話してる間ボーっとすんな)
―キャラクターの設定は、どのように決めていますか?
まずそのキャラクターの一番魅せたい性格をドンッ!と決めてます。後は年齢を決めて関係性を決めて、それから話を進めていく間にバックグラウンドが出来ていく感じです。ただ『神さまに捧ぐ』の登場人物は全員年齢不詳ですし、性格も初めから決めてませんでした!神さまがあんなにトワに従順な犬になるとは誰が予想しただろうか……。
―ご自身の作品で特に思い入れのある作品をひとつ、教えてください。
『潔癖OLは愛を知らない。』です。
―『潔癖OLは愛を知らない。』について、それに対する思い入れの度合いや、あるいは作品のアピールポイントを教えてください。
一時期創作から離れていた時期があるのですが、コロナを機にまたここに戻ってきて、また新たに色んな読者さんと出会えたきっかけの作品だと思っています。彼氏欲しい、オフィスラブしたい、愛されたい、言ってるばかりで自分から誰かを大切にすること忘れてない?って槙(ヒロインの相手役)が偉そうに諭す話です。私の経験したことを入れたり、考え方とか、伝えたいことをいっぱい詰め込めた作品かなと思ってます!
▽『潔癖OLは愛を知らない。 』はコチラ
ーー岬 イオ さんご自身についてお伺いします!
―読者のみなさんとのコミュニケーションはどのように活用していますか?または、これまでもらったレビューやお手紙で、一番うれしかったメッセージはどんなものですか?
コメント、スタンプ、Twitterのリプライ、メッセージなどでいつも元気を頂いています!コメントの反応とかTwitterのアンケートとかで展開を決めることもあります。誰か一人の心に残る作品になれば本望だと思っているので、どんな言葉でも嬉しいです!!
―今後の展望は?現在更新中の作品や今後書いてみたいストーリーがありましたら教えてください。
私は不良とか逆ハーを書くのが苦手なので敢えて書いてみたいことと、『神さまに捧ぐ』シリーズはちょこっとシリーズ化したいなぁとか思っております。だけどいっつも口だけです!すみません!
―読者のみなさんへのメッセージを!
昔、「千愛」名義だった時にもこのインタビューにお声がけいただいたのですが、その時よりも至って真面目に!ふざけずに!答えさせていただきました!!(当たり前)
『神さまに捧ぐ』はひっそり公開して、誰にも読まれることがないだろう……というくらいの気持ちだったので、こんな場に呼んでいただける作品になってとても光栄です。いつも「神さま可愛い」「しもべ可愛い」「しもべしもべしもべ」と温かいコメントありがとうございます。原動力になっております。ただ、あまりしもべが可愛いと言い過ぎると、神さまが拗ねて面倒くさくなります!
これからも物語は続きますが、他作品共々、是非お付き合いいただければ幸いでございます!ありがとうございました!
――インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。
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