今月の注目作家インタビュー/音無梅さん(2021年5月)

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こんにちは、魔法のiらんど編集部です。今回ご紹介する注目作家は、音無梅さんです。
シニカルな大人たちのリアルな恋愛模様を描いた『Cynical Cinderella』が完結し、スタンプ7,000件超えとなっている音無梅さん。今回は、該当作品に焦点をあてつつ、音無梅さんご自身にも迫っていきたいと思います!



音無梅さん

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―魔法のiらんどをご利用されたきっかけを教えてください。

相当昔のことなので定かではないんですが、当時ケータイ小説というものが世に出始めの頃で、恐らくその波に乗ったのではないかと。『恋空』あたりがドンピシャの世代なので。


―はじめて書いた作品はどんな作品ですか?当時を振り返ってどんな思い出がありますか?

今も公開させて頂いている『透明エスケープ』が最初に書いたお話です。当時高校生の音無が書き始めたもので稚拙極まりない物語だったのですが、思いがけず魔法のiらんど内のコンテストの賞候補にノミネートして頂いて、驚きと同時にとても嬉しかったのを覚えてますね。



ーー代表作『Cynical Cinderella【完】 』についてお伺いします!



▽代表作『Cynical Cinderella【完】』

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―作品を執筆された動機、ストーリーを思いついたきっかけなどを教えてください。

お恥ずかしながら遠い昔の記憶すぎて正直まったく覚えてないのですが、多分推定ハタチ前後の私が精一杯の背伸びをして大人の恋を書こうとしたのではないかと。何故法医学なんて職業にしたのかも謎ですね。藤堂が時雨の友達設定だったからかな……?


―完結までの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。

時を超えて五年弱ですね……。更新はほぼ滞っており、極々たまーに顔を出してしれっと一章分更新してまた消え失せるみたいな。むしろ我ながらよくも厚顔無恥に今さら完結したなと思います。本当にすみません。


―執筆する上で、こだわっていた部分はありますか?それはどんなところですか?

これまでのお話は登場人物達にそれぞれ抱えるものがあったんですけど、この作品に関しては「恋愛」をメインに据えました。なので主人公達の苦い失敗やくだらない悩みなんかは、普遍的でありふれたものでありたいと意識しました。


―完結までに苦労されたこと、大変だったことはありましたか?

この作品に限ったことではないですが、私は基本的にラストを纏めるのが苦手で苦労しました。どのタイミングで気持ちを通じ合わせようかと模索した結果、ああなりましたね。



ーー普段の執筆活動や作品についてお伺いします!

―普段の執筆時、プロットやメモなどは作成しますか?作成する場合はどのように作成していますか?

最近プロットというものを覚えました!それまで話の流れは行き当たりばったりも甚しかったのですが、決めてると起承転結がスムーズだとアラサーにして気づく阿呆さに自分で呆れます。基本はパソコンのメモ機能に時系列に沿って殴り書きですかね。


―作品を完結させるまでの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。

最長五年、最短二週間と極端です……。更新頻度もまちまちでかなり私生活に左右される方ですね。


―どういった時にストーリーを思いつきますか?

他の方が創作された小説や映画や音楽から着想を得て、私ならこういう風な設定でこんな主人公でって妄想を広げることが多いです。あと最近は自分のこれまでの経験に基づいて書き出す時もあります。


―キャラクターの設定は、どのように決めていますか?

私は登場人物はゴリゴリ最初に作り込んで設定も練りまくるタイプです。そうしないと登場人物の行動や台詞に一貫性がなくなりそうで怖いので、登場する予定のないバックボーンまで無意味に考えまくってます。


―ご自身の作品で特に思い入れのある作品をひとつ、教えてください。

『邪に、燻らせる』です。


―『邪に、燻らせる』について、それに対する思い入れの度合いや、あるいは作品のアピールポイントを教えてください。

特に「ありきたりな恋愛」を意識した作品で、また自分自身歳を重ねたから書けた作品ではないかなと思います。割り切り方が上手くなったり、曖昧な関係の方が楽に思える時があったり、でも本当は寂しかったり。そういう普通の男女の「あるある」を詰め込めたんじゃないかなと。

▽『邪に、燻らせる 』はコチラ

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ーー音無梅 さんご自身についてお伺いします!

―読者のみなさんとのコミュニケーションはどのように活用していますか?または、これまでもらったレビューやお手紙で、一番うれしかったメッセージはどんなものですか?

コメントは全て大事に読ませて頂いております。最近はスタンプやシーンなんかも気軽な感じで頂けて嬉しいです。あとはTwitterもあるのですが、引っ込み思案なのでなかなか自分から話しかけに行けず苦戦してます。いつか円滑なコミュニケーションをそういう場でも取れる人間になりたいです。


―今後の展望は?現在更新中の作品や今後書いてみたいストーリーがありましたら教えてください。

素敵な王道の話は書けないので、私みたいなもんは引き続き隙間産業みたいな設定の話だけ書いてれば良いのではないかなと消極的なことを思ってます。苦手分野に挑戦する体力もないのでそっちの方が建設的ではないかなと。


―読者のみなさんへのメッセージを!

出戻り音無を温かく迎え入れてくれた読者の皆様には本当に感謝しかありません。ひとりひとりに土下座して回りたいほど愛しかありませんが、迷惑だと思うので自重します。最近急に慌ただしくさせて頂いてましたが、そろそろ無職卒業できるので大人しくなります!でも引き続き更新は頑張りたいので、ご多忙の折に気が向いた時にでもさらりと目を通して頂けたらもう思い残すことはありません。いつもありがとうございます!これからもビッグラブです!


――インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。






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