夏生は本屋も無い村に住む、中学2年生。
ガハハと大笑いして元気に日々を送っているけど、悩みがないわけじゃない。
2年生の終わりに、立志式がある。
それまでに、将来何になりたいかとか、自分の目標とかを決めることになった。
私って何ができるの?
どんな人間?
そんなん、わからんよぉ。
自分の可能性を確かめたくて、部活では新しい楽器に取り組んだり、未知のソルフェージュに挑戦してみたりする。
父親とは上手く話ができない。
気になる男子が現れ、戸惑う。
自分のことだから、嫌なところばかり目について、落ち込むけれど、周りのみんなが、アドバイスをくれる。そこから、自分のやりたいことも見えてくる。
いつも自分のことにあたふたしていて、人のことまで余裕がないのだけど、友達をかばったことが自信になる。
立志式はゴールではなく、そこからがスタート。
そして、夏生にも恋の季節が来る……?