1話
椿良太は中学3年の冬、佐藤柊夜の駅伝を見たことをきっかけに、柊夜の通う暮津学園に入学、駅伝出場を目指すが、柊夜は元彼女の死をきっかけに不登校になっていた。
柊夜は良太が元彼女、遠藤加奈に酷似していたことで良太を避けるが、良太は柊夜に歩み寄ろうと手製の総菜の差し入れをするようになる。
2話
諦めず総菜の差し入れを続ける良太。そんなある夜、ランニングに出かけた柊夜は元彼女、加奈に似た良太を加奈と見間違え、思わず良太の腕を引く。
翌日、良太は山脇達の話から、昨夜の柊夜は自身を加奈と勘違いしたのではないかと気付く。同時に彼女と酷似した自身が柊夜の前に現れること、駅伝を呼びかけることはNGではないかと知らされる。
その夜、雨の中ランニングに出かけた良太は車と接触しかけ、柊夜に助けられる。
3話
その後、良太は柊夜の前に姿を見せなくなる。祖母の体調不良により総菜屋の店番を任され続けているのだった。駅伝出場は無理なのか、焦りが生まれた良太は久しぶりにランニングの機会を得るが貧血で倒れてしまい、柊夜に助けられる。
遂に良太の熱意に折れた柊夜は登校することになるが、校門前で座り込んでしまう。しかし、側にいた良太の存在で柊夜は無事、校門を通過。高校入学後、初登校を叶えた。
4話
その後も柊夜は良太の存在に助けられ、無事登校し続ける。また、遂に駅伝練習が始まり、熱心に練習に取り組む良太の様子に柊夜や他の駅伝メンバー、鈴木は圧倒される。
柊夜はこれまで以上に良太を近くに感じ、結果、その容姿、振る舞いが加奈を彷彿させることで戸惑い、良太も山脇達に柊夜の側にいることは避けるべきだと言われる。
5話
遂に他校二校との合同練習の日を迎えるが、現れた4人にやる気は感じられず、落ち込む良太。そこで、柊夜は良太のおかげで自身はやる気を出したのだと元気付けた。また、柊夜は、自身が良太を避けつつも良太との練習を心待ちにしていることに気付く。良太に対し、特別な感情が芽生えつつあった。
さらに夏期合宿で停電した際、柊夜は思わず良太を抱き締めてしまい、良太が他校メンバーと打ち解け始めると嫉妬を感じるようになる。
そんな折、黒湖駅伝大会前日を迎えた良太は熱を出してしまう。
6話
熱を隠し、無理やり駅伝に出場する良太。柊夜の走りを目にし、やはり自身は柊夜の走りが好きであることを確信する。結果は85組中81位と厳しいものだったが、自己新記録を叩き出した良太は達成感に満ちていた。
帰宅時、さらに熱が上がり、座り込んでしまった良太を柊夜は抱え、良太の家まで送ることに。その後、良太を介抱する柊夜は良太にキスしてしまう。