ノースベリル王国の王女オリヴィアは政略結婚のために決められた婚約者、隣国の王太子フレデリクと文通をする仲だった。
オリヴィアが17歳になった頃、ノースベリルは帝国に攻められ、争いを避けるために属国になる道を選ぶ。
オリヴィアは人質として皇帝の側妃になるも、部屋に放置されて過ごしていた。
何不自由ない生活を送りながら、故郷や過去繋がりがあった人が懐かしいオリヴィア。
侍女に相談し、自国に送る手紙の中に幼馴染で元婚約者であるフレデリクへの手紙を託すことに。
そこからオリヴィアは帝国の敵であるフレデリクとこっそり文通をする。
やがて周辺国を巻き込んだ戦争が始まった。
負け知らずの帝国も数々の同盟国に裏切られ、オリヴィアと皇帝が住む城は敵国に囲まれる。
オリヴィアは初めてそこで自分を助けに来たフレデリクの存在に気付く。
皇帝が倒れ、オリヴィアはフレデリクと再会。すっかり大人になっているフレデリクの姿に戸惑うオリヴィアだったが、文通で交わした言葉を繰り返していくうちに、ようやく二人は心を通わせた。
フレデリクはオリヴィアに改めてプロポーズ。
オリヴィアはそれを受け入れる。