この世界には“恋”がない。
ルーナはそんな異世界に“間違い”で召喚された役立たずの“神子”だ。
ちょっとだけヒミツを隠している以外は、至って平凡な女の子だった。三年前までは。
魔力をほとんど持たない上によびだされたこの世界はおおむね平和。
仕方ないので帰還の条件が揃うまで、ルーナを召喚した“ケダモノ”と呼ばれる狼の獣人・神官ロードのもとでに保護されることに。
ルーナは初めて会った時からロードに恋していたけれど、ロードの“番”にはなれない。
そうして出逢いから三年たった今、別れの時が迫っていた。
※物語に必要な描写として性描写があります。18歳未満の方の閲覧をお断りさせて頂きます。
※こちらは別名義および別サイトに掲載していた作品の転載になります。
◎素敵な表紙イラストはまるぶち銀河さん（@maru_galaxy/twitter）から頂いたFAです。掲載許可取得済。
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