※アルファポリス 第4回ほっこり・じんわり大賞 涙じんわり賞受賞作品
“少しずつ視野が狭くなってゆく”という病を高校生の時に発症した純一は、
多少の生きづらさを感じながらも、普通の人と同じように日々を過ごしていた。
ある日の仕事帰り、自転車でのんびりと住宅街を走っていた時に、ふとした
油断から通行人の女性にぶつかってしまう。慌てて自転車から降り、転ばせて
しまった女性の顔を覗き込めば、乱れた髪の隙間から“補聴器”が見えた。
幸い、彼女は軽く膝を擦りむいただけだったが、責任を感じた純一は名刺を
渡し、彼女を自宅まで送り届ける。
----もう、会うこともないだろう。別れ際にそう思った純一の胸は、チクリと痛みを
覚えていたのだけれど……。
見えていた世界を少しずつ失ってゆく苦しみと、生まれつき音のない世界を
生きている苦しみ。
異なる障がいを持つ二人が恋を見つけてゆく、ハートフルラブストーリー。
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